足のしびれが消えなかった春日井市のKさんは病院でヘルニアといわれ、、、

  • 右足の太ももがしびれる
  • 腰の痛みはない
  • すねや足の指もしびれてきた
  • 座るとしびれる
  • 立っているとしびれない

久しぶりに歯科衛生士の患者さんが来てくれました。

 

「○○○さん、お久しぶりです。今日はどうされましたか?」

 

「先生、2週間前から右の太ももにしびれが出てきて

なおらないんです」

 

「それは大変でしたね」

 

「我慢すればなおると思ったんですが全然なおらなくて。

ネットで調べたら歩けなくなるって書いてあったから怖くなって

病院へ行きました。

 

直ぐにレントゲンを撮ってもらってヘルニアと言われたのですが

先生からは安静にすれば良くなると言われて、薬と湿布をもらいました。

 

でも、2週間経っても全然、しびれが消えなくて

すねや足の指もしびれてきて先生のところに来ました」

 

「そうですか、それはつらかったですね。

どんな時にしびれが出ますか?」

 

「そうですね、座っている時や運転ですね。

仕事で座っていると、徐々に足がじわぁ~としびれてくるんです。

気になって足をさすったり、もんだりするのですが消えないですね。

 

運転中にも足がしびれてくるので、アクセルが

しっかり踏めるかどうか不安になります」

 

「逆にしびれが出ないときはありますか?」

 

「え~と、家で立っているときは出ないですね」

 

「なるほど、病院の先生が言った通り、ヘルニアで

間違いないですね」

 

「先生、なおりますか!」

 

「ちょっと、どんな状態か、確認してもいいですか。

上向きに寝て、片足を上げていくのでしびれが出たり

強くなったら教えてください」

 

「はい、分かりました」

 

「じゃあ、ゆっくり上げていきますね

ここまで上げてもしびれは出ないですか?」

 

「大丈夫です」

 

「じゃあ、もう少し上げていきますね。

ここならどうですか?」

 

「ちょっとしびれてきました」

 

「もうちょっと上げたらどうですか」

 

「あ、しびれが出ました」

 

「次に足の指に力を入れて曲がらないように

こらえてもらっていいですか」

 

「はい」

 

「では私が指を曲げるんで、曲がらないように

踏ん張ってください」

 

「ハイ」

 

「曲がってしまいますね。今、ヘルニアがひどいか

どうか確認したのですが、ひどくはなく軽いヘルニアだと

思います」

 

「だったら、先生なおりますか?」

 

「施術と長く座らず安静にすれば、数週間でよくなると

思います。でも、〇〇〇さんは、長時間座って前かがみに

なる仕事なので、施術しても直ぐにしびれが出てくる可能性

があります。なので、元に戻らないようにヘルニアが改善する

ストレッチが必要になります」

 

「なおるんですね。良かったぁ」

ヘルニアの施術

まる

「○○さん、ここからヘルニアの施術を行っていきますね」

 

「ハイ、お願いします」

 

「その前に、ヘルニアについて説明しますね。

ヘルニアは、骨と骨の間にあるクッション(椎間板)が

何らかの影響で飛び出した状態です。

 

ハンバーガーで例えると、両手でギュッとつまんで

食べた時に、ハンバーグが少しパンの外に飛び

出したイメージです」

 

「そうなんですね」

 

「この飛び出したハンバーグ、クッションが神経に

触り太ももにしびれが出ています」

 

「だから、太ももがしびれているんですね」

 

「そうなんですよ」

 

「でも、先生、腰は痛くないですが、、、」

 

「それはですね、圧迫している神経が腰ではなく

足を通っているからです」

 

「なるほど、分かりました」

 

「施術ですが、この飛び出したくっしょん、椎間板を

元の場所に戻さないといけません。どうやって戻すかと

いいますと、椎間板はほとんど水分でできています。

 

腰を前に曲げると椎間板は後ろに飛び出して

腰骨の後ろを通っている神経に触りやすくなり、

腰を反らすと前に飛び出し神経から遠ざかります。

 

ですので、腰を反らすような施術が必要になりますが

分かりますか?」

 

「何となく、分かりました。腰を伸ばすと神経に

触らないんですね」

 

「まあ、そうですね。立っている状態は腰を少し反らした

状態なのでしびれが出にくく、座っている時は腰を

前に曲げた状態なのでしびれが出やすくなります」

 

「だから、家で立っているときは、しびれが出なくて

仕事で座っているとしびれが出てくるんですね」

 

「そうです。じゃあ、〇〇さん、こちらの青いベッドに

移動してもらえますか?」

 

「ハイ、ここで仰向きに寝ればいいんですね」

 

「そうです。今かこのベッドで腰を伸ばしていきます。

足の部分が少しずつ下にさがっていきますが、痛かったり

しびれたら直ぐに教えてください」

 

「ハイ、分かりました」

 

「どうですか?」

 

「まだ、大丈夫です」

 

「もう少し、伸ばしていきますね。

さっきよりも伸びる感じが強くなりますが

大丈夫ですか?」

 

「大丈夫です」

 

「こんな感じで、何回か伸ばしていきます。

椎間板は1回や2回伸ばしても元には戻らないので

100回くらい伸ばしていきます。途中、痛みやしびれが

出たら直ぐに教えてくださいね」

 

「分かりました」

 

施術後・・・

 

「これで、約100回終わりました。今、太ももの

しびれは増えてますか、減ってますか?」

 

「え~と、少し減ってますね。あっ、消えてます」

 

「こんな感じでよくなっています。

施術後は一時的に改善しますが、最初は施術効果が

短いので戻ってしまいます。直ぐに元に戻らないような

ストレッチがあるので、これから教えていきますね」

 

「お願いします」

ヘルニアが改善するストレッチ

 

「〇〇さん、これからヘルニアのストレッチをやり方を

教えていきますね」

 

「ハイ」

 

「最初にうつぶせで寝ます。そして、うでた伏せをやるように

肘を伸ばして上体を起こします。この時、お腹はベッドにつけた

ままでいいです」

 

「こんな感じですか?」

 

「いいですね。腰は痛くないですか?」

 

「大丈夫です」

 

「大丈夫であれば、肘をもう少し伸ばして

腰を反らしていきます」

 

「先生、伸びてますか?」

 

「伸びてますよ。痛みが出なければ、この動作を

繰り返します。3秒かけて上体を起こして、3秒かけて

元に戻します。

 

この時、注意することは反動をつけて行ったり

上体を起こしたところで静止しないことです。

ゆっくり動きを止めないでやります。

 

もしも、途中で痛みやしびれが出たら

その手前で止めて行ってください。それでも

痛みやしびれが出たらやめて下さい。まだ、

ストレッチを行う段階ではないですので」

 

「先生、このストレッチは何回やればいいですか?」

 

「理想は10回×2セット、1日8回行ってほしいのですが、

最初は10回×2セット、1日3回でいいです。

慣れてきたら徐々に増やしていきましょう」

 

「分かりました。早速、今日からやってみます」

まとめ

上記の患者さんは、まだヘルニアの段階が初期だったので

直ぐに変化が見られました。

 

腰のヘルニアは初期の段階であれば、手技療法で80%

よくなると言われています。

 

中期、後期になると手技療法では限界があり

手術しないといけないケースもあります。

 

ですので、ヘルニアは早期に発見して、早期に

施術することをお勧めします。

 

が、自分で早期に発見することが難しいです。

なぜなら、痛みではなくしびれだからです。

 

初期のヘルニアは軽いしびれがお尻から足にかけて

出ます。ひどくはないので病院へ行かず我慢する

ケースがとても多いです。

 

上記の患者さんは、腰痛で以前は悩んでいましたが

今回はしびれが出て我慢してましたが、日にちが経っても

全然消えないので不安になって来てくれました。

 

ヘルニアは痛みよりもしびれの方が危険です。

我慢できるしびれだからといって放置しておくと

後々大変なことになります。

 

ちょっとでもしびれが出て、消えない場合は

直ぐに近くの整形外科などの病院で、見てもらい

MRIを撮ってもらうことをお勧めします。

レントゲンではヘルニアかどうかは断定はできません。

 

ヘルニアがひどくなっているかどうかは

しびれが腰の方へ上がってきた場合はよくなっています。

しびれが足先の方へ下がってきた場合は悪くなっています。

 

もし、今ヘルニアで病院に行こうかどうか悩んでいる人が

いれば、この記事を読んで参考になれば嬉しいです。

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