頸椎椎間板ヘルニアで手がしびれたらどうすればいいの?教えて!?5つの原因と対処法

手がしびれるとき、

 

「脳に問題があるのかな」

「ちょっと腕や手を使ったから筋肉痛なのじゃないかな」

「冷え性だから血行が悪いのかな」

 

って思っている方がいると思います。

 

まさか、手のしびれの原因が頸椎椎間板ヘルニアだなんて最初から

思っている人は少ないでしょう。

 

多くは病院へ行って、レントゲンやMRIなどの検査をしたときに

判明することがほとんどです。

 

実は手のしびれの原因第2位は、頚椎椎間板ヘルニア

なんです。

 

そこで、姿勢に注目して手のしびれが起きる原因に

ついて詳しく解説していくと共に対処法もお伝えします。

頸椎椎間板ヘルニアとは

頸椎椎間板ヘルニアとは、7つある首の骨と骨の

間にある椎間板という軟骨が何らかの原因で

膨らんだり、飛び出したりします。そして近くを通っている

神経を圧迫し痛みやしびれが出る疾患です。

 

首の神経は肩を通って、上腕、前腕、指先まで

通っているため、頸椎椎間板ヘルニアになると

首だけでなく、腕や手にも痛みやしびれがでます。

 

また、肩甲骨と背骨の間にも首から神経が通っている

ため、背中や肩甲骨が痛くなったりしびれたりすることも

よくあります。

 

頸椎椎間板ヘルニアは

 

・朝起きると痛い

・首を前に倒すと痛い

・せき・くしゃみで痛い

 

のが特徴です。

 

朝起きて痛みがでる理由は、椎間板が

寝ている間に周囲の水分を吸収して

大きく膨らんでいるからです。近くに

神経が走っているので触りやすくなります。

 

首を前に倒して痛いのは、椎間板は

ほとんど水分でできているため、膨らんだり

縮んだりします。

 

首を前に倒すと椎間板は後ろに膨らみます。

後ろには神経が通っているため触りやすくなります。

 

せき、くしゃみで痛いのは、椎間板の圧力(内圧)が

急激に上がって、一気に大きく膨らむからです。

この時に神経に触ると痛みやしびれが出ます。

 

一般的に頸椎椎間板ヘルニアの症状は

首から背中、指先にかけての痛みやしびれと言われていますが

臨床上は、首が回らない、腕がだるい・重たい、手に力が入らない

指先の感覚がおかしいことも多いです。

 

頸椎ヘルニアが悪化すると、首から指先にかけて痛みやしびれが

下がっていき、良くなると上に上がってくるのが特徴です。

 

例えば首に痛みやしびれがあり、指先に痛みやしびれが

ない場合は軽症ですが、首に痛みやしびれがなく、指先に

痛みやしびれがある場合は重症です。

頸椎椎間板ヘルニアで手がしびれる原因

ストレートネック

ストレートネックとは、長時間スマホやPCを

使うことにより気づかないうちに姿勢が悪くなって首が

真っ直ぐになっている疾患のことです。

 

首の骨(頚椎)は本来は、前湾して緩やかな曲線に

なっていますが、それが真っ直ぐになることによって

さまざまな問題が出てきます。

 

正常な首の骨は、写真の右のように後ろに、緩やかに

カーブしているのですが、ストレートネックの場合は、

写真の左のように首の骨が真っ直ぐになっています。

 

なぜ、ストレートネックになるのかは、よく分かっていませんが

日本人に多くみられます。

 

ストレートネックになると写真左のように頭が下がります。

頭は3~4㎏もあるので、写真右のように頭が身体の中心に

位置しないと首に対してものすごく負荷がかかります。

 

この姿勢が続くと、頭の重みが首にかかり続け

首の骨と骨の間が徐々に狭くなっていき、椎間板が

つぶれて、後ろを通っている神経に向かって

膨らんだり、飛び出したりします。

そして、神経に触れたとき手にしびれが出ます。

 

その他の症状として、頭痛、肩こり、首が痛い、上が向きにくい

めまいがするなどがあります。

 

自分がストレートネックであるかどうかをチェックする方法は

 

(1)まず壁に背中を付けて姿勢を正して立ちます

(2)次に顎を引いた状態で後頭部が壁に接するかを見てください。

 

これで後頭部が壁につかなければストレートネックの

可能性が高いです。

 

ストレートネックを改善する方法は2つあります。

まず、たった15秒でできるストレートネックに効果のある

ストレッチを紹介します。

 

両手を後ろに組み息を吐きながら体を後ろにそらし、

組んでいる腕を上に持ち上げてください。

この姿勢で2回呼吸をしたらOKです。

 

もうひとつはバスタオルを使います。

バスタオルを準備したら筒状に丸めてください。

筒状に丸めたバスタオルを首の下において

仰向きで5分寝てください。

これでOKです。

デスクワーク

デスクワークの方は、パソコンを使って仕事を

していることが多いと思います。

 

パソコンの姿勢は、写真のように画面を向くと

頭が下へさがってきます。上記の「頸椎椎間板ヘルニアとは」

で述べましたが、頭が下がると首に対して負担がかかり

椎間板が膨らんだり、飛び出しやすくなるので神経に

触りやすくなり、手にしびれが出やすくなります。

 

対処法しては、パソコンに向かって仕事をしているときに

首が疲れてきたら、直ぐに休憩をしたり、椅子から立って少し

動けば頚椎椎間板ヘルニアの予防になります。

 

ですが、仕事に集中しているときは首が痛かったり、

こったりしても感じないことが多いので注意が必要です。

 

そこで、お勧めなのはタイマーなどを使って、定期的に

休むことで首への負担を軽減させることができます。

長時間の運転

短時間の運転であれば、それほど首への

負担が少ないのですが、1時間以上運転をすると

首に負担がかかってきます。

 

その理由は、運転に集中するあまり、顔が少しずつ

前に出てくるからです。また、目が疲れてくると

視界がぼやけてくるので、しっかり見ようとして

顔がフロントガラスに近づいてきます。

 

顔が前に出てくるということは、頭の位置も

前に出てくるので、首に頭の重みがかかり

頸椎椎間板ヘルニアが起きやすくなります。

 

対処法としては、1時間運転をしたら必ず

サービスエリヤやパーキングエリアに入って

休むことです。

 

よく運転をしながら首を回したり、マッサージする人を

よくみかけますが、危険ですのでやめて下さい。

 

もしも、運転中に手がしびれたら頸椎椎間板ヘルニアに

なっている可能性が高いので、下記の手のしびれが改善する

対処法を行ってください。

 

軽度であればしびれが消えると思いますが、消えない場合は

直ぐに病院で見てもらって下さい。

スマホの使い過ぎ

以前、韓国のニュースで若者がスマホのやり過ぎで

頚椎椎間板ヘルニアになった人が急増したと

伝えられていました。

 

スマホはパソコンよりも下を向く角度が大きいので、

頸椎椎間板ヘルニアになる確率が非常に高いです。

 

特にゲームやyoutubeを見ていると集中しているので

スマホを見ている時間が長くなります。

 

以前、スマホの使い過ぎで頸椎椎間板ヘルニアに

なった患者さんが

 

「突然、手がしびれてきて指先に力が入らなくなりました」

 

と教えてくれました。

 

今後も、スマホは進化していくと思うので

どうしても使っている、見ている時間が長くなると思います。

 

対処法としてはパソコンと同じで時間を区切って

使用することです。今は、長く触っていると自動的に

電源が切れるアプリもあるので利用するのも予防する

一つの手段だと思います。

高い枕

あまり知られていませんが、高い枕を使い

続けると頸椎椎間板ヘルニアになる確率が高くなります。

 

理由は首の角度(前に倒れる角度)が変わってくるからです。

 

日本人はもともと他国よりも首の角度が小さいため、

低い枕を使うことが多いです。ですが、パソコンやスマホの

普及によって下を向くことが多くなり、首の角度が少しずつ

大きくなってきました。

 

理想的な枕は、寝た時に頭と背中の位置が水平になるものです。

首の角度が大きい場合、ある程度高い枕ではないと水平には

保てなくなります。

 

首の角度がさらに大きくなると、今まで使っていた枕が合わなくなり

さらに高い枕を好んで使うようになります。そうなると、上記でも

述べましたが、椎間板が寝ている間に膨らみ、神経に触りやすく

なります。

 

もしも、毎朝、起きる時に首が痛い、腕や手がしびれる場合は

頸椎椎間板ヘルニアになっている可能性があるので、直ぐに

病院へ行って検査してもらうことをお勧めします。

 

枕の高さが原因で頸椎椎間板ヘルニアになった場合は

枕の高さを少しずつ低くすれば改善しますので安心して

下さい。それでも改善しない場合は下記のバスタオルを使った

対処法を寝る前に行ってください。

頸椎椎間板ヘルニアかどうかをチェックする方法

首を前に倒す

病院へ行かなくても、自分で頸椎椎間板ヘルニアかどうかを

チェックする方法があります。

 

最初に写真のように首をゆっくり前に倒します。

急に倒すと痛みやしびれが出ることがあるので

注意して下さい。

 

首を前に倒していく途中で、首の骨の上が痛くなったり

腕や手、指先、もしくは背骨と肩甲骨の間がしびれたり、

感覚がおかしくなったりした場合は頸椎椎間板ヘルニアの

疑いがあります。

 

首から肩にかけて筋肉がはる、突っ張る場合は

頸椎椎間板ヘルニアの可能性が低いです。

 

前に倒すだけではヘルニアかどうか断定はできないので

下記の動作もチェックしてみて下さい。

首を後ろへ倒す

頸椎椎間板ヘルニアの特徴として

首を後ろへ浅く倒したときは楽になり、

痛みやしびれが出ないことが多いです。

 

ただ、深く後ろへ倒した場合は頸椎椎間板ヘルニア

でなくても痛みやしびれが出ることがあります。

 

例外として、7つある首の骨の6番目と7番目の間の

椎間板ヘルニアは首を後ろへ倒しても痛みや

しびれが出ることがあります。

 

首を後ろへ倒した時に痛みやしびれが出てしまったら

斜め後ろに倒してみて下さい。

 

これで痛みやしびれが軽減したら椎間板ヘルニアの

疑いがあります。軽減しない場合は反対側に、

右斜め後ろであれば、左斜め後ろに首を倒してみてください。

 

これで痛みやしびれが軽減すれば頚椎椎間場ヘルニアの

疑いがあります。

 

どちらをやっても痛みやしびれが軽減しない場合は

重度のヘルニアであるか、6番目と7番目の間のヘルニアの

可能性があります。

首を右へ倒す

首の神経は首から指先、背中にかけて

左右2本走っています。

 

首を右に倒してみて、左の首から指先、背中に

痛みやしびれが出る場合には、左側の神経を

圧迫している可能性があります。

 

理由は首を右に倒すと椎間板が

左側へ膨らんだり、飛び出したりして

神経に触れやすくなるからです。

 

右の神経を圧迫している場合は

右に倒しても症状が出ないことが多いです。

首を左へ倒す

左に首を倒して痛みやしびれが出る場合は

右の神経を圧迫している可能性があります。

 

首を横に倒して直ぐに症状が出る場合には

重症の可能性があり、ある程度倒さないと

痛みやしびれが出ない場合には軽症である

可能性があります。

 

左の神経を圧迫している場合は、

左に首を倒しても痛みやしびれが出ない

場合が多いです。

右手を頭にのせる

頚椎5番目、6番目の間のヘルニアで、右側の

神経を圧迫している場合には写真のように

右手を頭にのせると痛みやしびれが軽減します。

 

6番目と7番目の間のヘルニアは頭に手をのせても

症状は軽減しません。

左手を頭にのせる

頚椎5番目、6番目の間のヘルニアで、左側の

神経を圧迫している場合には写真のように

左手を頭にのせると痛みやしびれが軽減します。

 

また、万歳をして寝ると痛みやしびれが軽減するのも

特徴です。

危険な手のしびれ

手のしびれで危険なのは

 

・力が入らない

・感覚がない

・痛みやしびれで眠れない

・じっとしてられない

・一日中しびれている

 

です。

 

これは神経を強く圧迫している疑いがあるので

病院でMRI写真を撮ると重度の頸椎椎間板ヘルニアと

診断される可能性が高いです。

 

とにかく、しびれがずーっと出ているので

腕を一生懸命マッサージしたり、押さえたりして

少しでも軽減するようにします。

 

ですが、しびれは消えないので精神的にも

不安定になりイライラします。

 

首を動かしたり、万歳をしてしびれが軽減すれば

治療で治る可能性がありますが、そうでない場合は

手術しないといけないこともあります。

頸椎椎間板ヘルニアによる手のしびれが改善する対処法

バスタオルを丸めて寝る

初期の頸椎ヘルニアであればとても効果的な

リハビリです。治療を受けなくても、このリハビリだけ

毎日行って手のしびれが消えた患者さんもいました。

 

やり方はバスタオルを縦に2回たたみます。

たたんだらロールケーキのようにクルクル巻きます。

 

丸めたバスタオルを首の根元に入れて

10分間寝ます。少し、あごが上る程度が

ベストポジションです。

 

もしも、途中で首が痛くなったり、手がしびれて

きたら、あごが上り過ぎている可能性があります。

巻く回数を減らして、少しバスタオルの高さを

低くして寝てみて下さい。

 

これでも改善されない場合は、このリハビリは

まだ行う段階ではないと思われます。

 

リハビリを行うお勧めな時間帯は、寝る直前に

10分間巻いたバスタオルで寝ます。10分経ったら

バスタオルを外して、いつもの枕で寝ます。

 

バスタオルを入れたまま寝てしまうと

首が痛くなったり、手がしびれてしまうことが

あるので注意して下さい。

首を斜め後ろへ倒す

立ったり、座ったりしたままできる

リハビリなので仕事や育児・家事の合間でも

できます。

 

やり方は手のしびれが出ている側に首を横に

倒します。次にゆっくり首を後ろに倒します。

斜め上を見ているような感じになります。

この動きを痛みやしびれが出ない範囲で

10回行い、30秒休憩してもう10回行います。

 

もしも、リハビリを行っている最中に

痛みやしびれが出ましたら、首を反対側に、

右であれば左側に、左であれば右側に倒してから

後ろに倒してみて下さい。

 

これでも痛みやしびれが出てしまうようであれば

まだ、このリハビリを行う段階ではないと思われます。

 

このリハビリを行うことで大切なことは、首を動かしながら、

楽な方向、気持ちいい方向、痛みやしびれが出ない方向を

探して斜め上を向くことです。

 

一番違和感がなく、痛みやしびれが出ない方向が

正しい方向なので忘れないで下さい。

 

よくある間違いとして、リハビリ中に痛みやしびれが出たほうが

効くと思っている方がいますが危険ですので間違えないで下さい。

ゴムを使って首の筋肉を鍛える、ストレッチする

このリハビリの目的は首の筋肉を鍛えたり

ストレッチすることによって、頸椎椎間板ヘルニアに

なりにくい姿勢を作ることです。

 

頸椎椎間板ヘルニアの方は頭が前に倒れて

あごが上っているのが特徴です。首が猫背に

なっているような感じですね。

 

なぜ、このような姿勢になるかと言いますと

首の前側の筋肉が弱くなってしまい

首の後ろの筋肉が緊張してしまうからです。

 

これをゴムバンドを利用して、首の筋肉を

鍛え、首のストレッチを同時に行います。

 

これによって、頭の位置を変え、首に負担が

かからないように姿勢を改善させます。

 

やり方はゴムバンドを両手で持って

頭の後ろにひっかけます。

 

ゴムが耳の横を通るような位置にもってきて

ゴムを持った手は動かさず、あごを少し引いて

頭だけ真後ろに引きます。

 

この時、あごが上り過ぎたり、あごが引き過ぎたり

することがあるので鏡を見ながら行ってください。

 

後頭部の筋肉が伸ばされて、首の前側の筋肉に

力が入っている感じであれば上手くできています。

 

回数は10回×3セット、一日3回です。

もしも、リハビリを行っている最中に、痛みやしびれが出た場合には

直ぐに中止して様子を見て下さい。

まとめ

「頸椎椎間板ヘルニアで手がしびれたらどうすればいいの?

教えて!?5つの原因と対処法」いかがだったでしょうか?

 

まとめますと手がしびれる5つの原因とは

 

1:ストレートネック

2:デスクワーク

3:長時間の運転

4:スマホの使い過ぎ

5:高い枕

 

でした。

 

この5つの原因に共通している点は

頭が前に倒れてしまうことです。

 

頸椎椎間板ヘルニアは頭が前に倒れている

時間が長いと発症しやすいので、いかに頭が

前に倒れないようにするかがポイントになります。

 

 

対処法は3つでした。

 

1:バスタオルを使って寝る

2:斜め上を向く

3:ゴムを使ったリハビリ

 

最初はバスタオルから始めて、慣れてきたら

斜め上を向く、ゴムを使ってリハビリをする

順番で行うことをお勧めします。