危険な頸椎椎間板ヘルニアと治る頸椎椎間板ヘルニア

危険な頸椎椎間板ヘルニアとは

危険な頸椎椎間板ヘルニアとは痛みやしびれが消えず

手術手前、もしくは手術をしないと治らない状態です。

病院でMRI写真を撮ると、椎間板が神経を強く圧迫

しているのが分かります。

 

多くはラグビーやアメフトなどコンタクトスポーツによる

衝突事故、車、バイク、自転車などでの交通事故、

階段や凍った路面での転倒などによって首を損傷し

起きます。

 

しかし、首や頭部を強打しなくても、危険な頚椎椎間板ヘルニアに

なることがあります。この場合は最初から危険な状態ではなく

直ぐに治療を開始すれば治る段階から始まることが多いです。

 

首に痛み、手にしびれが出ているのにも関わらず、病院へも行かず

我慢し続けると、間違いなく頸椎椎間板ヘルニアは悪化します。

悪化すると下記のような症状が出ます。

  • 腕を押さえないと落ち着かない
  • 腕全体に強い痛みとしびれ
  • 手の感覚がない
  • じっとしていられない
  • 痛みやしびれで眠れない

治るヘルニアから危険なヘルニアに変わっていく

特徴として「抹消兆候」というものがあります。

 

痛みやしびれが首から背中、手に向かって症状が

下りてくることをいいます。頸椎椎間板ヘルニアの初期は

痛み、しびれが首近くで止まっていることが多いです。

 

もしも、痛み、しびれが下りてきたら直ぐに病院へ行って

MRIを撮ってもらうことをお勧めします。頸椎椎間板ヘルニアは

初期であれば医学的な統計上、60%の確率で治ります。

 

早期発見、早期治療で危険なヘルニアになることを防げるので

自分の身体を過信しないで、ヘルニア専門の先生に見てもらい

ましょう。病院に行く時期が少し遅れたことによって手術しなければ

ならないことは多々あります。

骨の変形、椎間板の変性による頸椎椎間板ヘルニアはもっと危険

首の骨が変形し、さらに椎間板が変性して神経を

圧迫する頸椎椎間板ヘルニアは非常に危険です。

なぜなら、元の状態に戻すことは難しいからです。

 

以前、上記のような患者さんが見えて、どこへ行っても

手先のしびれが消えなくて悩んでいました。MRI写真を

見せてもらうと見事に頸椎4番、5番の骨が変形し、椎間板が

変性して首の骨が大きく曲がっていました。

 

施術をしても治らないかもしれないことを患者さんに告げて、

了承を得てから治療を開始しました。ラッキーにも数十回で

良くなったのですが、これは奇跡だと思っています。

 

首の骨が変形や椎間板の変性は高齢者に多いと思われ

がちですが、実は若者から中年の方にも見られます。

上記の患者さんも40代の女性でした。

 

首に負担がかかる仕事、例えばデスクワーク、タクシーや

トラック、営業などの長時間運転、重たいものをよく持ち上げる

人は要注意です。

 

また、最近はスマホの使い過ぎによって、若者の

頸椎椎間板ヘルニアが多発しています。症状が

出ているにもかからず、スマホをやり続けると

危険なヘルニアになる可能性が高いです。

 

危険な頸椎ヘルニアになってしまう場合、急性で

なければ、ほとんどが少し下を向いた姿勢で

体を動かさずに長時間いることです。

 

長時間同じ姿勢でいることが多い方は

時々、体を動かす習慣を身につければ予防に

つながりますので、危険なヘルニアになる前に

ぜひ、やってほしいと思います。

危険な頸椎椎間板ヘルニアの対処法

対処法は安静、もしくは手術になると思います。

 

安静にして治る場合には、自然治癒力が働きます。

ちょっと専門的な話になるのですが、神経を圧迫している

椎間板をマクロファージという細胞が食べてくれるのです。

 

ただ、食べてくれるのに時間がかかるので

直ぐには良くなりません。最低でも2~3ヶ月かかると思います。

この期間、我慢できればいいのですが、我慢できな人は

手術を勧められると思います。

 

手術ですが、今は内視鏡を使って行うことができるので

体への負担が少なく、手術による後遺症のリスクも軽減されました。

 

しかし、首の神経は全身の運動機能に関わっているので

少しでも傷つけてしまうと大変なことになってしまいます。

 

ですので、頸椎椎間板ヘルニアの手術成功数が多い

専門の病院で手術を受けることをお勧めします。

 

危険なのは専門ではない病院で手術を受けてしまうと

 

治る頸椎椎間板ヘルニアとは

  • せき、くしゃみ、排便時に痛みが出る
  • 首の痛み
  • 腕の外側に痛みやしびれがある
  • 肩甲骨周辺に放散痛としびれ
  • 指先まで痛みやしびれが及んでいる

治るヘルニアの特徴として「中央兆候」という

ものがあります。ヘルニアの症状が軽減、緩和していく

過程で痛みやしびれが移動することです。

 

例えば手や腕の痛み、しびれがあった場合、治療や

リハビリ、安静によって頸椎ヘルニアが良くなっていけば

首の方へ痛みやしびれが移っていきます。

 

よく、患者さんから「痛みやしびれが移動するのは

悪化しているのですか?」と質問されるのですが

 

治る頸椎椎間板ヘルニアの対処法

バスタオルで首を伸ばすストレッチ

バスタオルを使ったストレッチは簡単で効果が高いので

とてもお勧めです。

 

ストレッチ方法はまずバスタオルを縦に2回折ります。

そして、タオルの横側からロールケーキのように

クルクル巻きます。

 

この巻いたタオルを首の根元に入れて枕なしで

寝ます。この時にちょっとあごが上がる感じがベストです。

あごが上がり過ぎると痛みやしびれが出ますので、その時は

バスタオルの高さを低くして下さい。

 

低くしても痛みやしびれが出る場合は、まだストレッチを行う

段階ではないので中止して下さい。

 

寝る間に10分間、バスタオルで寝てから、

いつも使っている枕に変えて寝て下さい。

朝、起きた時に痛みやしびれが軽減していれば

ストレッチが上手くいっている証拠になります。

 

時々、バスタオルを入れたまま寝てしまう人が

いますので注意して下さい。

 

このストレッチは、てこの原理を使って、頭の重みを

利用して椎間板を押し込みます。

 

ヘルニアの初期の段階であれば、かなりの確率で

楽になりますのでぜひやってみて下さい。その時

必ず痛みやしびれが出ない範囲で行ってください。

あごを引くストレッチ

頚椎ヘルニアの方は頭の位置が前に出ている

ことが多いです。頭が体の中心よりも前に移動すると

頭の重みで首に負荷がかかり首のヘルニアになる

原因になります。

 

あごを引くストレッチの目的は、前に出てしまった

頭の位置を後ろへ戻すことです。自分では頭の

位置がどうなっているのか気づかないことが多いですが

自分の頭が写っている横からの写真や鏡などで一度

チェックしてみて下さい。

 

横から姿勢を見た時に耳の位置が肩の真ん中を

通っていれば正常です。もしも、耳の位置が肩の

真ん中よりも前に出ていれば頭の位置が体の

中心よりも前に出ていることになります。

 

あご引くストレッチ方法は利き手の親指と人差し指で

あごに挟むように密着させて押さえます。次に

あごに指を密着させたまま、肘が床と平行になるまで

(90度直角)上げます。そして密着させている手で真後ろに

あごを引きます。あごを引くと書くと下に引く感じと思う方が

いるかもしれませんが、真後ろに引くことがポイントです。

肘を下げて行うと上手くいかないので、肘を上げたまま

行うのがコツです。

 

このストレッチを10回×3セット、1日3回行います。

ストレッチをしているときに後頭部が伸びている感じで

あれば上手くストレッチができています。

斜め上を向くストレッチ

上を向くストレッチは神経を圧迫している椎間板を

前に移動して元の位置に戻すことが目的です。

 

首を後ろに倒すことによって椎間板が前に移動

しますのでこの原理を使います。

 

ストレッチ方法はまず痛みやしびれが出ている側に

首を軽く横へ倒します。この時に痛みやしびれが増したなら

反対側に倒してください。次に首を横に倒したまま天井を

見るように後ろに倒します。ここでのポイントは痛みやしびれが

出ないように自分で調整しながら行うことです。もしも、痛みや

しびれが出ましたら、まだ行う段階ではないか、もしくは首を倒す

方向が間違っています。

 

首を横に倒して後ろへ倒す、つまり斜め上を向くストレッチ

なのですが、斜め上でもいろんな方向があります。

ストレッチを行ってみて痛みやしびれが出ない、

もしくは一番違和感がない方向が正しいので自分で

微調整をしながら行ってください。

 

回数は10回×2セット、1日3回です。

ゴムを使った筋トレ、ストレッチ

ヘルニアになりやすい姿勢は顔が前に出て

あごが上っている人です。

 

この筋トレ・ストレッチによって首の前側の筋肉を鍛え

後ろの筋肉を同時に伸ばすことによって姿勢が

改善されます。

 

リハビリは、ゴムは「セラバンド」というゴムを使います。

強度によってよって色が違いますが、赤色を使って

ください。

 

両手でゴムの両端を持って、頭の後ろに

引っかけます。ゴムの位置は耳の上です。

 

ゴムを持った両手を頭の前に出して

固定します。

 

両手は動かさないまま、頭だけ後ろに引きます。

この時に、あごを引いたり、上げたりするのではなく

真後ろに引くのがポイントです。

 

頭を後ろに引いた時に後頭部の筋肉が

伸びているのを感じれば上手くできています。

 

回数は10回×3セットです。

普段、使っていない筋肉を伸ばしたり、

鍛えたりするので最初からやり過ぎると

筋肉痛になることがありますので注意して下さい。

まとめ