首の痛み

姿勢が原因で発症する肩こりの大半首の骨(頚椎)のバランスに

問題があります。

 

日本人は他の国と比べて特に頚椎が真直ぐ(ストレートネック)な

人が多いのですが、普通は少しカーブしています。

 

このカーブがクッションの役割をして重たい頭を支えているのです。

頚椎が真直ぐな人の外見は、横から見ると首の位置が中心よりも

前に出てしまい、あごが上がっている状態です。

 

こうなると頭の重みで首の付け根が痛くなったり、首から肩にかけての

筋肉が引っ張られ凝ってしまったり、症状がでます。

ストレートネック

ストレートネックという言葉はよく聞いたことが

あるかと思いますがどんな状態かは分からない方が

多いと思います。

 

訳すと「真っ直ぐな首」という意味なのですが

首の骨は7つあり、それが真っ直ぐなラインに

なってしまっていることです。

 

一般的には緩やかなカーブを描いています。

これによって首の骨がスプリングの役割をして

重たい頭を支えることができ、さらに頭の位置を

身体の中心に位置することができます。

 

ストレートネックになると頭の位置が前に垂れ下がって、

目線が下がるため、真っ直ぐにするために

顎を上げて調節します。

 

この時に後頭部の筋肉が緊張し、その筋肉から出ている

神経や血管を圧迫します。この神経や血管が頭を通っているので

頭痛や片頭痛を引き起こすことになります。

 

ストレートネックになると首の骨が棒のようにかたくなり

竹のようにしならなくなるので、頭の位置を後ろへ戻そうとすると

どうしても顎が上がってしまい後頭部に負担がかかってしまいます。

 

ストレートネックになる原因としては、下を向いて長時間

作業をしている方がなりやすいです。

 

年々、ストレートネックになる人が増えているのは

パソコンやスマホの時間が増え続けているので

ある意味、現代病だと思います。

 

今後も増々増え続ける危険性がありますので

注意が必要です。

寝違え

寝ちがえは一言で説明すると首のねんざです。

 

寝ちがえによって痛める場所(筋肉)肩甲骨から

首にかけての筋肉(肩甲挙筋)やくびの前側の

筋肉(胸鎖乳突筋)が多いです。

 

くびの前側の胸鎖乳突筋は首のコルセットの

役割をしています。

 

交通事故などによってむちうち症になったときに

この筋肉が過剰に働いて、首が動かないよう固定

しますので負担がかかり痛みがでます。

 

忘れてはいけないことは安静やアイシングをしても

痛み・シビレ・だるさがひかない場合は、

頚椎椎間板ヘルニアからくることが多いです。

 

もし、痛・シビレ・だるさみが長いあいだ軽減しなければ、

一度整形外科でみてもらったほうがいいとおもいます。

ストレートネックと寝違えの違い

朝おきて首が痛いから寝違えだと思って

安静にして湿布を貼っておけば

いつか治ると思っている方がいます。

 

ですが、もしも痛みが引かなければ、それは

ストレートネックによる首の痛みの可能性があります。

 

寝違えの場合は、安静にすれば少しずつ引いていきますが

ストレートネックの場合は痛みが引かないばかりか、悪化する

こともあります。

 

特に首を回すと痛みが走り、上を向くことができません。

ストレートネックは直ぐに発症することは少なく、時間を

かけて起きることがほとんどです。

 

毎日、8時間デスクワークのお仕事

荷物の検品、レジ打ち、スマホのやり過ぎなど

下を向いて作業をしていることが日々続くと

その積み重ねによって首の骨が真っ直ぐになり

かたまってストレートネックになっていきます。

 

もしも朝起きて、首が痛い場合、患部を氷水で

冷やしても痛みが引かない、首が回らない場合は

ストレートネックが原因である可能性があるので

病院でレントゲンを撮ってチェックしてもらいましょう。

 

そうすれば、自分の首がストレートネックかどうか

直ぐに分かります。

むちうち

交通事故などのときに衝撃をうけ、頭が前うしろに揺すられた結果、

シビレ、痛み、めまい、頭痛などの神経症状を訴えるものの総称を

いいます。

 

初期症状はにぶい痛み(鈍痛)、シビレ、首から手にかけての放散痛、

肩甲骨の上に痛みがあり、首をどの方向にも動かすことができない

ケースがおおいです。

 

むちうちの症状初期症状はするどい痛み、シビレ、首から手にかけての

放散痛、肩甲骨の上のほうに痛みがあったり、首をどの方向にも動かす

ことができないケースがおおいです。

 

対処法は安静が一番です。そしてアイシングです。

アイシングは痛い部分に直接、氷水が入ったビニール袋、

もしくは氷のうで10分間冷やします。

 

最初の3分間は冷たくて痛いかもしれませんが、

3分たつとなれてれてきますので安心してください。

 

我慢できないかたはガーゼの上から当ててもらうと良いかとおもいます。

アイスノンやアイスパックは凍傷になる危険がありますので絶対に使用

しないでください。

重症目安

  • 脈拍の減少・瞳孔縮小
  • 歩くのが困難
  • 1人では起きあがれない
  • 手や指先がシビレる
  • 腕や手の感覚がない

初期の症状が痛みがすくなくても、数日~数ヵ月後症状が

悪化するケースが多々あります。

 

これはたぶん交通事故などの衝撃によって首の骨(頚椎)が

不安定になり頭をささえるのが困難なためとおもわれます。

 

発症後はかなず病院でレントゲンを撮りましょう。

レントゲンで確認することは

 

①首の骨(頚椎)の安定性を確認

②首の骨(頚椎)のカーブの異常の確認

③頚椎(歯突起や棘突起の骨折の確認

 

その他の検査として深部腱反射検査、

知覚検査、筋力検査などがあります。

 

朝起きたとき、首がまわらない、突っぱる感じがある、

違和感がある、腕がシビレるときは、治療が必要な

時期だとおもって来院してください。

頸椎椎間板ヘルニア

首を前に曲げるのと後ろにそらすのではどちらが痛いですか?

そらして痛い場合は骨格系の疾患がおおいです。

前屈で痛いのは筋肉系の疾患かヘルニアの疑いが

考えられます。

 

頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨と骨の間にある軟骨、

椎間板が後ろに飛び出して神経に触り、首から腕、手に

かけて痛みやしびれが出ます。

 

また、首の骨の上や背骨と肩甲骨の間にも

痛みやしびれが出ます。

 

痛みやしびれ以外にも腕がだるい、重たい

指先の感覚がない、手の力が入りにくい、

首や肩をグルグル回さないと落ち着かない、

寝る時に万歳をしないと眠れない、首を前に

倒すと腕から手にかけて鈍痛がある、

せき、くしゃみで激痛が走る、朝起きる時首が

痛くて起き上がれないなどの症状があります。

頸椎椎間板ヘルニアになりやすい人

  • 仕事がデスクワークの人
  • スマホをよく触る人
  • 長時間、パソコンを使っている人
  • 本をよく読む人
  • 下を向いて仕事をする人

長い間、ヘルニアをほかっておくと、飛び出した

クッション(椎間板)と神経がくっついてしまうことが

あり(癒着)、悪化します。

 

こうなると慢性化し治療時間がかかります。

 

悪化しているかどうかは、

痛みやしびれが指先に向かって下がってきます。

逆に首に向かって上がっている場合は良くなって

います。

対処法

<起床>

朝起きるときは一度体を横にしてから

起き上がりましょう

 

<仕事>

重いものを持つ時は首をさげないで、

膝をまげて重心を下げてもちまょう。

 

<姿勢>

1番楽な姿勢がベストです。姿勢を

意識しすぎると悪化することがあります。

 

<リハビリ(写真)>

天井を見る感じで首をそらします。

 

普通は痛みのある側に少し首を横に倒してから

斜め上にそらします。

 

痛みが出た場合は反対側に倒してからそらします。

(痛みの1番少ない方向に反らします)

 

腰のヘルニアでも同じですが痛みが出るまで

そらしてはいけません。かならず痛みのない範囲で

おこないます 。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群は大きく分けると4つあります。

 

・斜角筋症候

・過外転症候群

・肋鎖症候群

・頚肋症候群

 

臨床的に多いのは過外転症候群で小胸筋の

過緊張により、その下を走っている鎖骨下動脈や

腕神経叢が圧迫され手が“モワ~”としびれたりします。

(初期のシビレの原因は血管の圧迫で起こります。

正座すると膝か動脈が圧迫され足がしびれてくる

あの感じです)

 

胸郭出口は鎖骨と第一肋骨のすきまのことです。

 

正確には前と後ろの斜角筋(しゃかっきん)と肋鎖間隙

(鎖骨と第1肋骨の間)でかこまれた部分です。

 

ここに腕神経叢(わんしんけいそう)や鎖骨下動脈が

走っていてなんらかの原因で圧迫され、症状が出現する

疾患の総称を「胸郭出口症候群」といいます。

 

余談ですが、「胸郭出口」じゃなくても「胸郭入口」」でも

いいんじゃないのって以前考えたことがあります。

なんとなく“入口”にしたほうがイメージがつきやすい

からです。

 

動脈や運動神経を基準にして考えると胸郭か

出ていくから出口で、静脈や知覚神経を基準にすると

胸郭に入っていくから入口にあたるわけだから

きっと疾患名をつけた方は前者を選択したのでしょう。

胸郭出口症候群になりやすい人

  • 痩せ型でなで肩の女性
  • 胸筋が発達しているマッチョマン
  • 仕事でパソコンを長時間使っている方

治療

治療は小胸筋に対するトリガーポイント療法、

クロスフリクションマッサージストレッチ、AKのGTOテクニック、

スプレー&ストレッチなどを使って筋肉を緩めます。

 

あと、小胸筋が肩甲骨の烏口突起に付着しているため

肩甲骨のアジャストと肩鎖関節、胸鎖関節のアジャストを

行います。

 

また、小胸筋は内側胸筋神経支配(C8、T1)なので

下部頚椎、上部胸椎のアジャストも有効ですね。

 

症状は腕から手にかけての痛み・しびれ・だるさです。

手がしびれる原因(初期症状)としてもっとも多い

疾患といわれています。