仕事中にズキッと腰を痛めてから動けなくなったヘルニアの患者さん

  • 仕事中に腰を痛めて動けなくなった
  • 運転と歩行が困難
  • お尻と太ももが痛い
  • ふくらはぎがしびれる
  • 痛み、しびれで眠れない

涙を流しながら来院

仕事で立ったり座ったりしていたら、突然、

ズキッと腰に電気が走った患者さんの話です。

 

痛みをこらえながら、お昼まで働いていましたが、

椅子に座ったら全く動けなくなりました。

 

上司から、「午後からは休んでもいい」と言われ

前傾姿勢で、足を引きずりながら運転して

なんとから自宅まで辿り着きました。

 

そのまま、うつ伏せになって寝てみると

 

「い、痛い」

 

寝方を変えても痛みは消えず、パニックになったそうです。

 

痛みが腰だけでなく、お尻と太ももにも出てきて

さらにふくはぎには、しびれも出てきました。

 

慢性腰痛だった患者さんは、いつもの痛みとは違うことを

感じ、過去に患ったヘルニアの痛みやしびれに似ている

ことに気づきました。

 

「これは、ヘルニアだわ!」

 

と確信したそうです。

 

当院に通院している職場の友達から紹介されて、

午後に来院して頂きました。

 

痛みに耐えながら運転し、よちよち歩きで入口まで

たどり着き、スリッパに履き替えようとしたときに

腰に激痛が走り、動けなくなって思わず涙が出て

しまいました。

 

「い、いた~~~~い」

 

スタッフに支えられながら、ベッドまで移動し

横向きになって寝てもらいましたが、じっとしていると

腰からお尻、ふくはぎまでジンジン痛みとしびれが

増してきました。

施術後も痛みで動けない

痛みとしびれが直ぐに消える施術から始めましたが

施術をやめると直ぐに痛みやしびれが出てきました。

 

効果のあった施術を何度も繰り返した結果、

なんとか、最初の状態よりも痛みやしびれが軽減したので

ベッドに座ってもらいました。すると、、、

 

「い、痛い」

 

これは、かなりひどいなと感じました。

 

次の患者さんも待っていたので

ベッドで横向きになって休んでもらいました。

 

隣の患者さんの施術を終えたところで

もう一度、施術を開始。今度は別の施術を

行ってみました。

 

すると、ベッドになんとか座れるようになり

立ち上がるときに強い痛みが走ったものの

なんとか自力で立つことができ、涙を流しながら

 

「先生、立てました!」

 

と言ってくれました。

 

歩くのも困難だったのに、ゆっくり歩けるまで

回復し、無事、車で帰ることができました。

翌日、何とか歩けるまで回復。

悪化しないために、翌朝に来てもらいました。

どうかなと思いましたが、昨日よりも、ゆっくりでは

あるけれど歩くスピードが増していました。

 

「昨日の夜、腰の状態はどうでしたか?」

 

「帰りの運転で痛みが強くなって、夜、寝るときに

どんな体勢でも痛くて3時まで眠れませんでした。

でも、朝はスッと起き上がることができました」

 

「それは良かったですね」

 

歩いている姿、立っている姿を見ると

明らかに昨日とは違っていたので、良くなっている

ことが分かりました。

 

仰向きで寝ているのが一番楽だったので

この状態で2回目の施術を始めました。

 

ヘルニアの検査では、施術前は

昨日を変わらない状態でしたが、施術後の

検査では少し良くなっていました。

 

ベッドに座ることも困難だったのに、

ふくらはぎのしびれが緩和し、今回は自分で座ることができ、

立ち上がるときや歩くのも昨日よりも早くなりました。、

足を上げても痛くない!

4回目の施術前、いつものように

片足を上げるヘルニアを検査をすると、

 

「先生、大丈夫です。痛くありません」

 

なんと、3回の施術で足が45度まで痛みなく上がりました。

最初の状態から考えると、予想以上に早く良くなっていました。

 

腰の隙間を広げる施術を行い、もう一度、

片足を上げてみると、さらに足が上がっていました。

 

ヘルニアが早く良くなるかどうかの目安は、痛みや

しびれが出ている足を膝を伸ばしたまま上げてみて、

45度で痛みやしびれが出るか、でないかで決まります。

 

45度以下で痛みやしびれが出れば、治るまでに時間がかかるし

45度以上で痛みやしびれ出れば、早く良くなる可能性が高いです。

 

上記の患者さんは、すべての施術を終えて

片足を上げたとき、75度くらいで痛みが出ました。

 

これなら日常生活には困らないと思います。

次は、仕事に復帰し、長時間座ってみて、

どうなるかです。

腰の牽引が一番効果あり

重度のヘルニアは、施術方法が患者さんによって

変わることがよくがあります。

 

上記の患者さんの場合、いろんな施術を試した結果

腰の牽引が一番効果があることが分かりました。

 

仰向きで寝て、痛みとしびれが出ている側の

足を引っ張ることによって腰まで伸びて、

骨と骨の隙間が広がります。

 

引っ張っている時は、痛みやしびれが消え

気持ちいいと言ってくれるのですが、戻すと

痛みやしびれが出ます。

 

何度も引っ張っていると少しずつ痛みやしびれが

軽減し、寝返りや座ることも困難だったのが、

腰をかばいながらではあるけど、自力で立てるまで

回復しました。

 

重度のヘルニアは、腰を丸めるような施術を行うことが

多いのですが、上記の患者さんには、効果がありませんでした。

 

この施術を行えば絶対ヘルニアは治る、というものはないので

いろいろ試してみて、効果が出た施術を繰り返しながら

観察、考察することが大切だと思っています。

まとめ

今回の施術で分かったことは、ひどいヘルニアになっても

直ぐに施術を開始すれば、早く良くなる可能性が高いことでした。

 

来院時には、痛みに耐えられず涙を流し、

全く動けない状態だったのに4回の施術で

自力で立ったり、座ったり、歩けたりするまで

回復したので、正直、驚きました。

 

ヘルニアの状態によって、治りにくいタイプと

治りやすいタイプがあるのですが、上記の患者さんは

検査した結果、治りにくいタイプでした。

 

ちょっと、時間がかかるかもと思ったのですが

2回目、3回目の施術で、少しずつ良くなって

4回目のときには、痛みやしびれがあるものの

初回のときとは考えられないくらいスムーズに

動いていました。

 

この時、治りにくいヘルニアのタイプでも

早く施術を開始すれば、早く良くなることを実感しました。

 

もしかしたら、稀なケースかもしれませんが

激痛に耐えながら、涙を流して来てくれた患者さんに

感謝です。

 

良い経験をさせて頂き、また一つ勉強になりました。

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