アキレス腱炎が直ぐに治らない理由
ふくらはぎの筋肉を骨に固着させるアキレス腱は、
強い繊維が集まって束となり、筋肉を補助しています。
正常なアキレス腱は、筋肉と違って血管が全然ありません。
理由は、アキレス腱には強い力が加わるので、
血管が少ない方がいいからです。
筋肉は酸素を使って働いているので血管が必要ですが
アキレス腱は、引っ張られるだけなので血管は必要ありません。
アキレス腱炎になると、負担によって繊維に亀裂が入ります。
そうなると亀裂を修復させるために、ふだんないはずの血管が
入ってきます。
人間は年齢を重ねると余計な血管が増えるので
血管がたくさん入ってくると、さらに細かい血管が
たくさん出てきます。
アキレス腱に血管があるかどうかは
エコー診断で赤い血管の信号が見えます。
血管が増えると、それに伴って
神経も一緒に走るようになり増えてきます。
その結果、普段痛みのない場所に
痛みが出てきます。
良くなる方法
- 階段ストレッチ
- ふくはらぎを鍛える
- クッション性の靴を履く
- 動注治療・カテーテル治療
血管がたくさん増えてしまった重症なアキレス腱炎は
安静にしていてもなかなか治りません。
本来の血管の少ない状態戻すために
上記の対処法をお勧めします。