脊椎(腰椎)すべり症

  • 長時間、同じ姿勢が辛い
  • 激しい運動は困難
  • 体を前へ曲げたときに痛みが軽減
  • 体を後ろへ反らしたときは痛みが増加する
  • せき、くしゃみで激しい痛み
  • 歩行が困難
  • 足がシビレる、感覚がない

背骨(椎体)が前後に位置異常を起こしている状態をいいます。

腰の骨は5つあるのですが、多発部位は4番目と5番目の骨です。

 

脊椎すべり症は脊椎分離症に伴って起こるすべり症(分離すべり症)と、

分離に伴わないもの(変性すべり症)とに分けられます。

 

原因は先天的な場合や老化によって軟骨がすり減り、関節内の隙間が

広くなって骨が前方へ滑る場合、分離症による場合があります。

(離症にすべり症が加わったものを分離すべり症と呼びます)

 

専門的に説明すると、脊椎すべり症で重要なことは椎骨の状態を

表すときに、1つ下の椎骨を基準にして決めることです。

 

多発部位は腰椎5番(L5)。

 

腰椎4番・3番L4(L4・L3)のすべり症(変性すべり症)は

退行性病変により起こることが多です。

 

先天的に椎弓根が長い場合も原因の1つです。

変性すべり症とは

  • 40歳以降の女性に多い
  • 足がしびれる
  • 間欠破行がある
  • 徐々に腰痛が出始めた
  • 何かをして腰が痛くなったわけではない

・すべり症といえば、分離すべり症と言って

腰椎の分離症(疲労骨折)が起き、それに伴って

すべり症も合併するイメージが強いかもしれませんが、

変性すべり症の場合は、腰椎の分離症が

起きていなくても、すべり症だけが起きる疾患です。

変性すべり症の原因

・はっきりとした原因はわかっていませんが、

40代以降の女性に多いことから、ホルモンの

分泌異常が原因ではないかといわれています。

 

・また、加齢により脊柱(背骨)の周りの筋肉が

衰え、若いころは筋肉が支持していたものが

支持できなくなりすべり症が起こるとも言われています。

変性すべり症の症状

・変性すべり症が起きると、椎骨(背骨)が

ずれるので、脊柱(背骨すべて)の中を走っている

神経が圧迫されることで起きる「脊柱管狭窄症」が

発生します。

 

・なので、脊柱管狭窄症の特有の症状である

間欠性跛行(長時間歩いているとしびれが

出始めて歩けなくなる症状)が出ます。

変性すべり症の治療

・基本的には、後ろに反ると痛みが

強くなるので体を前にそらすような治療を

します。

 

・また、痛みが強いときは薬物療法などで

痛みを抑える場合もあります。

脊椎すべり症で知っておきたいこと

症状

  • 腰痛
  • 激しい運動は困難
  • 長時間、同じ姿勢が辛い
  • 体を前へ曲げたときに痛みが軽減し、後ろへ反らしたときは痛みが増加する

重症目安

  • せき、くしゃみで激しい痛み
  • 歩行が困難
  • 足がシビレる
  • 腰が伸ばせない
  • 1人では起き上がれない
  • 感覚がない

これらは重症です。1度、

整形外科で検査を受けることをお勧めいたします。

危険性

分離すべり症では背骨の分離によって

脊椎が不安定になり、さらに思春期では

背骨が変形したり、高齢期では骨と骨の

間のクッション(椎間板)が変性するな

して発症します。

 

1番の危険性は脊椎すべり症によって

脊髄が通っている管(脊柱管)を圧迫する

ことがあり、腰痛や足にしびれなどの

神経症状をきたす脊柱管狭窄症を

併発することがあります。

対処法

安静と腰が反らないように腰部を固定するのが

ベストです。

 

運動中に痛みがある人は将来のことを

考えて一時休む勇気も必要です。

 

重症例、高齢者は炎症がおさまるまで

コルセットの着用を勧めます。

 

日常生活に支障がなく、痛みが軽減してきたら、

腹筋の強化や背骨に付着している深層の筋肉

(脊柱起立筋)をバランスボールやストレッチ

ポールなどを使用して鍛えます。

来院目安

腰を反らした時、痛い、突っ張る感じがある、

違和感がある場合は治療が必要な時期だと

思って来院して下さい。

柔道整復師(国家資格)コツコツ前田からのメッセージ

脊椎(腰椎)すべり症について、施術家としてのこれまでの

経験をもとに説明させていただきます。

 

この記事に書いてあることは、あくまで個人的な

意見ではありますが、私は柔道整復師という国家資格を

持っています。また、医者、カイロプラクティックドクター、

アスレティックトレーナーからから15年間、学んできました。

 

私の資格や施術経験をもとに,脊柱(腰椎)すべり症で悩んでいる方の

お役に少しでも立てるように、できるだけ分かりやすい記事を

書くよう心がけています。

 

もしも、よく分からなかった場合には、どの部分が

よく分からなかったのか具体的に、ご指摘して頂けると

助かります。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。