へバーデン結節とは
- 手の第一関節が変形している
- 朝のこわばりはない
へバーデン結節や中年から高齢者の女性に多くみられ
関節の軟骨がすり減って指の第一関節がくの字に変形し
痛みがでる疾患です。
原因は不明ですが老化現象の一つと言われていて
良くみられる疾患です。特徴なのは指の第一関節以外は
変形しないのが特徴です。
症状が悪化すると、指の第一関節が腫れて大きくなり
指先を動かすと痛みを伴います。
・指の第一関節が変形している→へバーデン結節
・指の第二関節が変形している→ブシャール結節
指の第一関節や第二関節の隙間が狭くなり、
変形し痛みが出る場合もあります。
見た目がリウマチと似ているのでリウマチだと
思い病院に来る患者さんがいます。
リウマチの場合は第一関節には起こらないので
第一関節に変形がみられる場合は、へバーデン結節
だと思ってください。
もし第二関節に変形がみられてもリウマチは症状として
朝のこわばりが見られますが、ブシャール結節には
見られないので、そこで判断して頂ければと思います。
へバーデン結節の症状(ミューカシスト)
症状は関節を動かすと痛みがあります。
(痛みがない場合もある)
ミューカシストという水ぶくれのようなものが関節部に
できることがあります。
指を曲げ、じゃんけんのグーのような状態にすると
痛みが出るため物を握ることができません。
へバーデン結節は、親指(母指)、人差し指(示指)
中指の順に発生頻度が高く、ブシャール結節は、
中指、薬指(環指)の順に多いです。
へバーデン結節の対処法(サージカルテープ)
対処法としては、まずサージカルテープ
(医療用の紙テープ)を用意してください。
1、サージカルテープを指先から第二関節くらいまでの
長さで切ったものを3本用意してください。
*上図黒色の部分
2、そのうちの1本を変形している関節の真ん中に
貼ってください。
*上図黒色の部分
3、もう1本を指先に近い位置にテープを半分ずらして
貼ってください。
*上図赤色の部分
4、最後に残ったテープを指先に貼った逆側の位置に
テープを半分ずらして貼ってください。
*上図青色の部分
サージカルテープがない場合は、ばんそうこうを
変形しているところに貼って頂いても代用は可能ですが、
サージカルテープ使うことをお勧めします。