踵骨骨端症(シーバー病)

目次

    小学生のかかとの痛み!踵骨骨端症(シーバー病)とは?

    • かかとが痛い
    • サッカーや野球などのスパイクを履くようなスポーツをやっている
    • 10歳前後の成長期が来ている子供

    踵骨骨端症とは?

    ・6~14歳の子供に多く、オスグッドなどの

    成長に伴う疾患と似た疾患です。

     

    ・踵骨骨端症とは、その名の通り

    踵骨(かかとの骨)が、ふくらはぎの

    筋肉に引っ張られることによって

    痛みが出てしまう疾患です。

     

    ・踵骨骨端症は別名「シーバー病」とも

    呼ばれています。

    踵骨骨端症の原因は?

    原因としては、成長期の骨の成長と、

    筋肉の成長のスピードが釣り合わない

    場合に起こります。

     

    骨がどんどん成長してしまい、筋肉が骨の

    成長スピードについていくことが出来ずに

    筋肉が常に骨に引っ張られる状態になります。

     

    そうなったときに筋肉の柔軟性がないと、

    逆に筋肉が骨を引っ張る形になってしまい

    骨に痛みが出てしまいます。

     

    もう一つの原因としては、スポーツ活動時に

    スパイクを履く場合に痛みが出やすいです。

     

    なぜかと言いますと、スパイクは地面からの

    衝撃を受けやすく、足の裏に直に衝撃が

    伝わってしまうので、かかとに痛みが

    出やすくなります。

    踵骨骨端症の症状は?

    • かかとの痛み。
    • 症状が進行すると歩くだけで痛みが出てしまうことがあります
    • 場合によっては、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋) にも痛みが出てくる場合もあります

    踵骨骨端症の対処法は?

    ・ふくらはぎの筋肉が緊張して、

    骨を引っ張っているのでふくらはぎの筋肉を

    出来るだけ緩めることが大切です。

     

    そのためにするべきことを以下に紹介します。

     

    ・かかとの少し高い靴を履く。

    (かかとの高い靴でなくても、かかとを高くする

    インソールがスポーツ用品店などで売っているので

    そちらを使用されるのもいいかもしれません。)

     

    ・スパイクなどの、足の裏に衝撃が

    直接伝わってしまう靴を履くのをやめる。

    (どうしてもスパイクを履かないと

    いけないと言う場合はスパイクの中に

    クッション性の高いインソールを入れてから

    スパイクを履くようにしてください。)

     

    ・ふくらはぎの筋肉のストレッチ。

    お風呂上りなどに、体操にもある「アキレス腱」の

    姿勢をとってもらいストレッチを行ってください。

     

    *ストレッチが強すぎると逆効果に

    なってしまうので注意して下さい。

     

    ・ふくらはぎを温めて、かかとを

    冷やすのも効果的です。

     

    ふくらはぎの筋肉を緩めると言う意味で、

    ふくらはぎを温めて、かかとは炎症が

    起きているので、その炎症を抑えるために

    かかとを冷やします。

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