脊柱管狭窄症

病院でも脊柱管狭窄症が治らなかったあなたへ

  • 歩くと腰が痛い
  • 座ると楽になる
  • 腰が伸ばせない
  • 足に力が入らない
  • 立つと猫背になる
目次

    脊柱管(せきちゅうかん)とは何ですか?

    背骨に囲まれた管状の空間のことです。

     

    背骨は椎骨という骨が積み重なって

    できています。

     

    椎骨は椎体と椎弓からなり、その間にある

    空間(椎孔)が積み重なってできるのが

    脊柱管です。

     

    脊柱管の中には脊髄神経が通っています。

    脊髄神経は硬膜という脳脊髄液が入った

    ふくろの中で浮かんでいます。

     

    頚椎部と胸椎部の神経は脳から続く

    実質性の脊髄であり、腰椎部の神経は

    馬尾(ばび)と呼ぶ繊維性の神経束や

    血管が通っています。

     

    脊柱管はそれらの神経を守る役割が

    あります。

     

    神経は脊柱管の中で枝分かれして、

    体の各部へと伸びていきます。

    当院の施術を受け、脊柱管狭窄症が改善した方の感想

    足のしびれが出てきてしまい、再度病院で診察したところ、「脊柱管狭窄症」と診断されました

    今まで腰痛がひどく、整形外科、カイロ、マッサージなど、さまざまな所で痛みをやり過ごしていました。

    しかし、足のしびれが出てきてしまい、再度病院で診察したところ、「脊柱管狭窄症」と診断されました。

    一時的に薬で痛みを止めましたが、あとは腰痛体操をしてくださいと言われてしまいました。

    HPでこちらを見つけおもいきって施術をお願いしたところ特に痛みもなく、なんとなく身体が楽になった気がしました。

    身体のゆがみがとれた様で、身体全体がまっすぐになっているような気がします。

    腰の痛みはまだありますが、このまま続けて先生にメンテナンスしていただこうと思っています。

    これからもよろしくお願いします。

    青山照子様 40代 小牧市

    腰部脊柱管狭窄症は、なぜ起こるのですか?

    脊柱管を取り囲む椎体や椎弓の変性や

    靭帯(じんたい)の肥厚、椎間板の変性に

    よる膨隆、突出によって発症します。

     

    脊柱管を構成する組織の変形により

    脊柱管が狭くなったために、脊柱管の中を

    通っている神経や枝分かれする神経と、

    神経に伴走する血管が圧迫されることで

    障害されます。

     

    病状として腰痛や下肢のしびれなど、

    さまざまな不具合が起こります。

    脊柱管が狭くなる原因は何ですか?

    生まれつき脊柱管が狭い先天性の場合も

    あります。

     

    後天性では、変形性脊椎症による椎体の

    骨棘(椎体外側にできる骨のとげ)や、

    変性すべり症、椎間板の膨隆、

    黄色靱帯の肥厚、椎間関節の肥厚変形など、

    背骨に加齢に伴う変化が加わることが原因で

    脊柱管の狭窄が起こります。

     

    老化現象の一つで、年をとると多かれ

    少なかれ脊柱管は狭くなっていきます。

    脊柱管狭窄症になりやすいのはどんな人?

    高齢の方に多くみられます。

     

    また、重労働や重いものを持つ職業で

    無理をしたり、若いときに腰を痛めたことが

    ある人、長時間運転する人などは

    加齢により、変形性脊椎症が起こり

    進行しやすいです。

     

    変性すべり症は、中年の女性に

    起こりやすいことがわかっています。

     

    上記の人は腰部脊柱管狭窄症に

    なりやすいです。

    どんな病状があるのですか?

    初期状態は腰痛、腰の周りが重かったり、

    違和感、はり感があります。

     

    病態が悪化すると、

     

    ・太ももや足にしびれや痛みがある

     

    歩き出すと足がしびれて歩けなない

     

    ・座って数分休むとまた歩けるようになる

     

     

    などの症状が腰部脊柱管狭窄症の

    特徴的な状態です。

     

    他にも

     

    ・足先が持ち上がらない

     

    ・階段でつまずく

     

    ・スリッパが脱げやすいなど

    足に力が入りにくかったりする

     

    こともあります。

     

    さらに重度になると歩行時に

    尿意を催すなどの排尿障害や便秘、

    会陰部(えいんぶ)に灼熱感(しゃくねつかん)

    などの異常が起こってきます。

     

    足の病態だけで、腰痛は全くない場合も

    あります。

    間欠跛行(かんけつはこう)とは何ですか?

    • 歩き始めはなんともない
    • しばらくすると足に痛みや痺れがでて歩けない 
    • 前かがみになって休むと楽になる

    安静時にはなんともない人が、ある時間歩き

    続けていると、足の痛みやしびれ、脱力感が

    強まって、歩きにくくなったり歩けなくなります。

     

    しかし、

    ちょっと座ったり、しばらく前かがみに

    なって休むと、痛みやしびれが軽くなって、

    また歩けるようになる状態を

    間欠跛行(かんけつはこう)と言います。

     

    状態が進むと、歩ける距離がだんだん

    短くなって、立っているだけでも

    辛くなることもあります。

     

    安静時に足のしびれや脱力感がある人が、

    歩くことで、これらの状態が強くなったり、

    反対の足にも病態がでたりして、

    休息で楽になる場合も間欠跛行

    (かんけつはこう)と言います。

    まとめ

    ●間欠跛行があり、腰を曲げると改善する時は

    腰部脊柱管狭窄症を疑いましょう。

     

    ●間欠跛行には血管性のものがあり、

    疑わしいときは血管外科に受診しましょう。

     

    ●薬物などの保存的施術が原則で、

    改善しない時に主述を考えましょう。

     

    ●オペは75歳以上でも65~74歳と

    同等の結果が得られます。

     

    ●オペが必要となってから経過が

    長くなると、病態が改善しにくくなります。

     

    ●安静時のしびれはオペしても

    改善しにくいです。

    院長からのメッセージ

    脊柱管狭窄症について、施術家としての

    これまでの経験をもとに説明させて

    いただきます。

     

    この記事に書いてあることは、あくまで

    個人的な意見ではありますが、私は

    柔道整復師という国家資格を持っています。

     

    また、医者、カイロプラクティックドクター、

    アスレティックトレーナーからから15年間、

    学んできました。

     

    私の資格や施術経験をもとに,

    脊柱管狭窄症で悩んでいる方のお役に

    少しでも立てるように、できるだけ

    分かりやすい記事を書くよう心がけています。

     

    もしも、よく分からなかった場合には、

    どの部分がよく分からなかったのか

    具体的に、ご指摘して頂けると助かります。

     

    最後まで読んで頂きありがとうございました。