なぜ急に寒くなると肩がこるの?冷えからくる肩こり対処法

肩こりがひどく、首から肩にかけての痛みがつよくて朝起床時が特につらい日々でした<肩こり>

肩こりがひどく、首から肩にかけての痛みがつよくて朝起床時が特につらい日々でした。

施術をしてもらって、朝の痛みが少しずつ楽になってきました。

長年つけた姿勢のくせはなかなかなおりませんが、意識して姿勢を正すようになりました。

土井芳枝 春日井市 42歳

 暖かい日から急に寒くなると

いままで肩こりがなかったひとでも肩がこって

 

「急に寒くなったから、今日は肩がこるなぁ~」

 

って感じる人がいると思います。

寒くなるとなぜ肩こりになるのか、いろんな視点から

説明していきたいと思います。

  • 冬になると必ず肩がこる
  • 急に冷えると肩がかたまる
  • もともと肩こりがある
  • 寒いとぎゅっと首から肩がしめつけらる感じがする
  • 冷え性
目次

    寒さに対する自己防衛反応

    急に寒くなると、自己防衛反応といって

    自分の身を守るために体を丸めます。

     

    これは、環境の変化に身体が危険を察知して

    寒さから身を守っているのです。

     

    冷たい風が肌に当たると体を丸めて

    できるだけ冷えないように体の表面面積を

    小さくして心臓を守るようにします。

     

    この時に筋肉が緊張して血行不良となり

    肩こりの原因になります。

    対処法

    天気予報などで寒くなると分かった時点で

    防寒具をそろえておきましょう。

     

    おススメなのは常に貼るカイロを

    持参しておくことです。服の上から

    お腹に当てて温めることです。

     

    手足を温めるよりお腹を温めたほうが

    全身が温まります。

    血行障害による肩こり

    寒くなると筋肉が収縮し、その中を走っている

    血管も収縮します。

     

    ホースを手で挟むと水の出が悪くなりますよね。

    あの状態が体の中で起きています。

     

    血液がスムーズに流れているときは

    いいのですが、その流れが滞ってくると

    疲労物質が蓄積して肩こりを誘発します。

     

    怖いのは肩こりだけでなく、高血圧の方は

    脳の血管がつまってしまい、脳梗塞や脳卒中などの

    脳血管障害なども引き起こします。

    対処法

    簡単に血行をよくする方法はさすることです。

     

    子供の頃乾布摩擦をしたことがあるかと

    思いますが、さすることによって血管に刺激が

    入り血管を拡張させ血流を良くしてくれます。

    ストレスによる肩こり

    人間は環境が急に暑くなったり、寒かったりすると

    ストレスを感じて痛みを誘発する「コルチゾール」という

    ストレスホルモンを放出します。

     

    急に寒くなって肩がこる人は

    感受性が高く寒さに敏感です。

     

    寒くなくても、天気予報で明日が

    雪の予報が出るだけで肩こりになる人も

    います。

     

    これは「寒い=肩こり」というデータが

    脳に記憶されてしまっているからです。

     

    また、テレビなどで肩こり対策のCMを見るだけで

    肩がこってしまうこともあります。

    対処法

    寒さに対して敏感になりストレスを感じている人

    は環境を変えるということです。

     

    できるだけ寒い場所には行かずに

    猫のように暖かい場所を探して

    移動することです。

     

    これだけでも寒さからくる肩こりを

    防ぐことができます。

    気温差による肩こり

    夏には肩こりになる人は少ないですよね。

    冬になると外と家の中では気温差が違うと思います。

    北海道では常に暖房をしているので部屋の中が温かく

    半袖ででも生活できると聞いたことがあります。

     

    もしも、冬でも朝起きて部屋の中で寒さを感じないくらい

    温かさだとしたらどうでしょう。

     

    きっと気持ちよく目覚めて、身を縮めることは

    ないと思います。布団から出る時や朝家を出る時

    そして、仕事が終わって外へ出る時に気温差によって

    脳が危険信号を送り

     

    「寒さから身を守れ」

     

    という合図で全身が硬直し

    特に首から肩にかけてはマフラーなど

    防寒具をしないかぎり寒さを強く感じて

    しまうので首から肩にかけてかたまってしまい

    肩こりが発生します。

    対処法

    起きる前に暖房などを予約しておいて

    体をしっかり温めてから外にでましょう。

     

    ちょっと準備するだけで気温差を感じにくく

    なります。

    運動不足による肩こり

    夏場は運動をしていても、冬になると

    バタット運動をやめてしまう人がいます。

     

    特に朝、散歩やウォーキングをしている人は

    日の出が遅くなるため控えめになります。

     

    筋肉を使わなくなると、徐々に固くなって

    運動をしている時よりも伸び縮みがすくなくなり

    発熱量が少なくなります。

     

    冬でも運動をしている人は、直ぐに体が温まるのですが

    運動をしていないと体が温まるのに時間がかかると

    いうことです。

    対処法

    寒さが苦手な方は外に出て

    運動することが嫌だと思います。

    そんな時は家の中でも軽い運動なら

    できると思います。

     

    大きい筋肉に刺激を与えると

    小さい筋肉を鍛えるより血流量が上がるので

    胸の筋肉、太ももの筋肉、お尻の筋肉を意識して

    動かすだけで体がポカポカします。

     

    鍛え方はまず、筋肉を目覚めさせるために

    上記の3つの筋肉をパンパンと軽くたたいて

    あげます。時間がある人はちょっと熱めのシャワーや

    お風呂に入るといいでしょう。

     

    準備が整ってからスクワットを10回行います。

    この時のポイントは膝を90度以上曲げないで

    4秒かけてゆっくり下げ、4秒かけてゆっくり上げる

    ということです。

     

    回数よりも質が大切ですので一日一回10セット

    やってみて下さい。体の中らか温まってくる

    のが感じられると思います。

    食事による肩こり改善法

    「肩こりに食事が関係しているの?」

     

    って思っているかもしれませんが

    冬こそ、しっかり食事をとらないと

    体のエネルギー源なのでエンジンが

    かかりにくくなります。

     

    特に朝ご飯を抜いている人や

    食べない人は寒くなると肩こりになりやすいです。

     

    ストーブと同じで灯油がないと

    直ぐに火が消えてしまうのと同じで

    体もしっかり食事をとらないと体が

    温まりにくくなります。

     

    特に取ってほしいのは炭水化物と

    脂肪です。

     

    寒いときは炭水化物は直ぐにエネルギー源として

    消費されるので熱を発しやすいですが、長時間持ちません。

    マッチをすったら直ぐに消えてしまう状態です。

     

    脂肪は直ぐに消費されませんが、

    ちょっと時間が経つと消費され、体がポカポカしてきます。

     

    焼き肉やステーキ、背油が入ったこってりした

    ラーメンを食べると後から体が熱くなってきますよね。

    これが脂肪が燃えている時です。

     

    エスキモーの人がお肉をたくさんたべているのは

    そのためです。

     

    ですので冬に脂肪をとることは寒さから身を

    守り体を温め肩こりになりにくくなります。

    対処法

    もし、朝からお肉を食べるのはきついかもしれませんが

    食べてみると体が少しずつ温まってくるのが分かると思います。

     

    食べられない方は夜ご飯を少し減らしてみましょう。

    胃がもたれていると胃酸が出にくく、消化されにくいので。

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