病院でも腕や手の痛み、しびれが治らなかったあなたへ
このページは、胸郭出口症候群の中の
「過外転症候群」で悩んでいる方のための
内容です。
症状が起こる原因を深く理解していただき、
根本原因を見つけ出し、
「腕や手の痛み、痺れを解消する方法」
をお伝えしていきます。
- 腕を上げていると腕がしびれてくる
- 服のボタンかけがうまくできない
- 指先が冷たい、冷える
上記のような辛い症状と不安があると思います。
でも、だいじょうぶです。
あなたの過外転症候群がなかなか
良くならない理由がここに書かれています。
当院の施術後、腕や手の痛み、痺れが
大幅に解消されています。
過外転症候群でお悩みの方は
お気軽にご相談ください。
過外転症候群(胸郭出口症候群)重要ポイント
過外転症候群は、バンザイを
すると手がしびれるのが特徴。
対処法は胸のストレッチ。
なで肩の若い女性や胸の筋肉が
発達している人によく見られる疾患。
胸郭出口症候群とは
胸郭出口症候群は、
中斜角筋や前斜角筋、小胸筋が緊張し、
腕神経叢という神経の束や鎖骨下動静脈が
圧迫されることによってさまざまな疾患が
出てくる疾患です。
胸郭出口症候群は、筋肉が神経などを
圧迫する場所の違いによって2種類に
分けることが出来ます。
前・中斜角筋が神経を圧迫するのが
斜角筋症候群で
小胸筋が神経を圧迫するのが
過外転症候群です。
胸郭出口症候群の原因は?
原因は上でも述べたように筋肉が
神経や血管を圧迫するために起きます。
そのイラストを上図に示します。
赤い丸で囲まれたところで筋肉が
神経や血管を圧迫します。
また、なで肩の人やストレートネックの人が
なりやすいです。
20代の女性がなりやすいですが、
その他に格闘家の人や弦楽器を弾く人、
重い荷物を担ぐ人がなりやすいです。
そしてあまり整形外科的には重要視
されてませんが、逆流性食道炎の人が
なりやすいです。
なぜかと言いますと、逆流性食道炎の場合、
喉頭部に慢性的な炎症ができ、
その結果斜角筋が刺激されて
斜角筋症候群になりやすいです。
過外転症候群とは?
胸郭出口症候群の一部として
知られています。
過外転症候群は、小胸筋という胸の筋肉が
緊張したり硬くなったりする結果、小胸筋の
下を通っている腕神経叢という神経や、
鎖骨下動静脈という血管を圧迫し、様々な
症状を呈する疾患です。
腕神経叢や鎖骨下動静脈は
腕に向かっているので過外転症候群は
基本的には腕に症状が出ます。
過外転症候群の原因は?
小胸筋の緊張または筋肉が硬くなること
小胸筋が緊張することで、筋肉が突っ張り、
その結果、小胸筋を動かした際に小胸筋の
下を通っている腕神経叢や鎖骨下動静脈を
圧迫しやすくなってしまいます。
運動不足で筋肉が全然ない、もしくは、 運動をしていて筋肉をつけすぎている
筋肉が極端になかったり、つけすぎたり
すると小胸筋に問題が起き、なで肩に
なってしまったりし、その結果
過外転症候群になってしまいます。
なで肩、猫背
小胸筋は、肩甲骨の烏口突起という部分に
付着しているので、小胸筋に問題があり
緊張していると、肩甲骨を引っ張ってしまい
なで肩や猫背になります。
なので、なで肩や猫背の人は、
小胸筋が緊張している可能性が
あるので注意が必要です。
過外転症候群の症状は?
腕神経叢を圧迫されている場合、
様々な神経症状が出てしまいます。
【神経症状】
・手のしびれ、握力の低下。
・服のボタン締めづらかったり、
ペットボトルのキャップが開けづらいなど、
指を器用に動かせない。(巧緻性運動障害)
・小指球(手のひらの小指側のふくらみ)の
萎縮(筋肉がやせてくるような感じ)
腕を上げるのが辛い(電車のつり革など)
【血液症状】
・鎖骨下動静脈が圧迫されている
場合は、指先が冷えたり、冷たくなる
ような症状が出ます。
過外転症候群の対処法は?
小胸筋のマッサージをして、
小胸筋の緊張を解いてあげることが
大切です。
小胸筋のマッサージは、テニスボールくらい
の 大きさのボールを一つ準備していただき、
ボールを 小胸筋に当てぐりぐりと痛くない
程度で当ててもらえば 小胸筋のマッサージ
が簡単にできます。
小胸筋の場所は、わきと乳首を結んだ
直線の少し上の部分あたりが小胸筋の
場所になります。
小胸筋のストレッチも小胸筋の緊張を
とるのに効果的なので紹介します。
上の図のように、壁に手をついてもらい
腕を片方だけ伸ばしてもらい
腕を伸ばした側の小胸筋を壁に
引っ付けるような感じで 行います。
小胸筋の部分が伸びている感じが
あればOKです。
胸郭出口症候群の名医から学んだ院長からのメッセージ
胸郭出口症候群の中の過外転症候群
について、施術家としてのこれまでの
経験をもとに説明させていただきました。
この記事に書いてあることは、
あくまで個人的な意見ではありますが、
私は柔道整復師という国家資格を
持っています。
また、医者、カイロプラクティックドクター、
アスレティックトレーナーから15年間、
学んできました。
私の資格や施術経験をもとに、
過外転症候群で悩んでいる方の
お役に少しでも立てるように、できるだけ
分かりやすい記事を書くよう心がけています。
もしも、よく分からなかった場合には、
どの部分がよく分からなかったのか
具体的に、ご指摘して頂けると助かります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。