すねが痛いけどシンスプリントではない!? 脛骨疲労骨折とは、どんな病気

  • すね(脛骨)が痛い
  • ランニングをしている
  • ストレッチの不足
  • 偏平足
  • バスケやバレーをしている
目次

    脛骨疲労骨折とは?

    ・脛骨と言う足の骨が反復する外力によって

    骨折を起こす疾患。

     

    〈 脛骨疲労骨折の分類 〉

    ・疾走型

    上三分の一部の骨折や中下三分の一部の骨折

    によるもの。(下図赤線で示してある部位)

    主に、陸上選手に多い骨折でランニング時の

    外力により骨折を生じる。

     

    ・跳躍型

    中央三分の一部の骨折によるもの。

    (下図緑線で示してある部位)

     

    主に、バレーやバスケなどのジャンプをする

    競技をしている人に良くみられる。

     

    跳躍型は、骨折の治りが悪く難治性になることが

    しばしばあります。

    脛骨疲労骨折の原因は?

    ・ランニングのし過ぎ。

     

    ・バスケやバレーなどのジャンプをする

    スポーツのし過ぎ。

     

    ・脛骨の付着している筋肉の牽引ストレスによるもの。

     

    ・脛骨に付着している筋肉の疲労により、

    脛骨にアンバランスな力が加わることにより

    発生するもの。

     

    ・偏平足により、足の裏からの衝撃を吸収できずに

    脛骨に衝撃がそのまま伝わってしまい骨に

    反復外力が加わることにより発生するもの。

    脛骨疲労骨折の症状は?

    ・運動時痛。

     

    ・脛骨部の圧痛(押すと痛い)。

     

    ・局所の熱感。

     

    脛骨疲労骨折の対処法は?

    ・まずは安静にすることが大切です。

     

    疲労骨折の場合、初期症状では痛みが少なく

    歩くことが出来るので安静にするのを忘れてしまいますが、

    疲労骨折が重症化すると治療が難渋して

    しまうので安静にします。

     

    ・固定、免荷

    固定をして、松葉づえを使い骨折を

    している側の足を使わないこと。

     

    ・筋ストレッチを入念に行う。

    脛骨の周りの筋肉のストレッチを

    行い筋肉の柔軟性を高めることが大事です。

     

    ・運動後のアイシング

    安静にすることが前提ですが、もし運動を

    してしまった場合には必ずアイシングを氷水で

    10分間行ってください。