あなたの知らない熱中症対策の新事実

目次

    間違った熱中症対策

    冷たい飲み物を一気に飲む

    冷たい飲み物は胃の表面から

    体の熱を奪いますが、一気に飲むと

    胃腸に負担がかかり、吸収が悪くなる

    可能性があります。

    塩分を含まない水やジュースを飲む

    大量の発汗で失われた塩分を

    補給しないと、体内の電解質バランスが

    崩れ、症状が悪化する可能性があります。

    解熱剤を自己判断で使用する

    熱中症による発熱は、体温を下げる

    ことで症状を改善する必要があります。

     

    解熱剤は、熱中症による発熱に

    効果がないばかりか、症状を悪化させる

    可能性があります。

    冷房の効いた部屋で全く動かない

    暑さを避けることは重要ですが、

    全く動かないと体温調節機能が低下し

    熱中症になりやすくなる可能性があります。

    ウォーキングと牛乳で熱中症予防

    ウォーキングと牛乳を組み合わせることで、

    暑熱順化を促進し、熱中症対策に

    繋げることができます。

     

    ウォーキングで適度な運動を行い、

    汗をかくことで体温調節機能が向上します。

     

    さらに、運動後に牛乳を摂取することで、

    血液量が増加し、体温調節に必要な機能を

    高めることができます。

     

    【具体的な方法】

    ウォーキング:毎日15~30分程度、

    ややきついと感じる程度のウォーキングを

    週に3~4日行います。

     

    牛乳:ウォーキング後、コップ1杯程度の

    牛乳を摂取します。

     

    継続:この方法を数週間継続する

    ことで、暑熱順化が促進され、熱中症に

    なりにくい体を作ることができます。

    熱中症と感じたら手を冷やす

    最近のエビデンスで熱中症には

    手を冷やすと良いと言われてます。

     

    専門的な話になりますが

    手のひらには、体温を調整する

    AVA血管という特殊な血管があります。

     

    この血管を通る血液を冷やすことで

    冷えた血液が体内を巡り、カラダの

    中心部の体温(深部体温)が下がる

    というメリットがあります。

     

    その深部体温を下げるには、

    手のひら・足の裏・頬などを冷やすと

    効果的とされていて、手のひらを適切な

    温度で冷やすことで深部体温上昇を

    抑制するという実験結果も出ています。

     

    しかし、冷やしすぎると血管が収縮し

    血液が体に巡らず、その効果が十分に

    発揮されないと言われています。

    猛暑のだるさ、暑熱順化リセットかも⁉

    先日、TVニュースで「暑熱順化リセット」

    について放送されていました。

     

    体が暑さに慣れて、

    暑さに強い体になる暑熱順化。

     

    お盆休みのような長期休暇明けは

    暑熱順化がリセットされやすいため、

    暑さに慣れた体がリセットされ、

    熱中症のリスクが高まります。

     

    【暑熱順化対処法】

    ・有酸素運動で適度に汗をかく。

    ・冷房を控えめにし、体を暑さに慣れさせる。

    ・水分補給と休憩をこまめにとる。

    ・徐々に暑い環境に体を慣らす

     

    私のお勧めは入浴で汗を出す

    もしくは温泉やサウナで汗を

    出すのが良いかと思います。

     

    暑さで身体がだるい、

    重たい方はぜひ試してみて下さい。