ランニングで起きやすいアキレス腱周囲炎の原因と症状

  • アキレス腱に痛みがある
  • 運動後に違和感がある
  • 最近運動を始めた
  • 部活動での活動量が多い
  • ストレッチなどを怠っている
目次

    ・アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉と踵骨(かかとの骨)の

    間にある腱のことで、通常、このアキレス腱自体が炎症を

    起こすことをアキレス腱炎と言います。

     

    アキレス腱周囲炎の場合、アキレス腱の周りを

    覆っているパラテノンというトンネルのような組織に

    炎症が起きます。

     

    ・実際には、アキレス腱炎よりもアキレス腱周囲炎の

    ほうが発生頻度が高いと言われています。

    アキレス腱周囲炎の原因は?

    ・運動を始めたばかりの時期に頑張りすぎてしまう。

    最近では、中年の方々の間でジョギングや

    ウォーキングが、流行っていますが、中年の方々は

    若い人よりも腱の変性(劣化)が進んでいます。

     

    そんな状況で、いきなり運動を始めいきなり

    歩きすぎたり走りすぎたりしてしまう結果、

    アキレス腱周囲炎を引き起こしてしまいます。

     

    ・部活動でのオーバーユース。

    若い人でも、部活動などで足を使いすぎたりすると

    徐々に腱が炎症を起こしアキレス腱周囲炎が発生します。

    アキレス腱周囲炎の症状は?

    • アキレス腱部の違和感
    • アキレス腱部の痛み
    • アキレス腱部の熱感、腫れ
    • 運動後のアキレス腱の痛み

    アキレス腱周囲炎の対処法は?

     

    ・ストレッチをしっかり行う

    運動の前と後でアキレス腱を伸ばすストレッチを

    ゆっくりとしっかり行う。

     

    この時に、アキレス腱を伸ばしすぎると炎症を

    悪化させてしまう場合があるので伸ばしすぎず

    適度にゆっくり行うようにしてください。

     

    ・運動後にアイシングをする。

    運動をした後は、アキレス腱の炎症が強くなり

    腫れが出てくるので冷やして炎症を抑えることが

    大切です。

     

    アイシングのやり方としては、袋に氷と水を入れ

    (氷7:水3くらいの割合で)患部に10分くらい

    当ててください。

     

    アイシングを30分も1時間も行っていると冷えすぎて

    凍傷を起こしたりアキレス腱が硬くなってしまい

    動くときに動かしずらくなります。

     

    さらに、アキレス腱周囲炎を悪化させてしまう

    場合があります。

     

    ・靴を替えてみる。

    アキレス腱周囲炎になっている人は、運動靴が

    足に合ってない場合があるので一度、靴を

    替えてみるのもいいかもしれません。

     

    ・ふくらはぎのマッサージ。

    アキレス腱はふくらはぎの筋肉とつながっているので

    ふくらはぎをマッサージしてアキレス腱を緩めて

    あげるのも効果的です。

     

    お風呂の中でふくらはぎを揉んだり、さすったりして

    マッサージをしてください。

     

    ・インソールやサポーターを使う

    中敷き(インソール)を靴の中に入れたい

    ふくらはぎのサポーターをすることによって

    アキレス腱への負担を軽減させることができます。

     

    自分の足のサイズ、アーチにしっかりフィットした

    インソールを選ぶことと、ふくらはぎを強くしめ過ぎない

    サポーターを選ぶことが大切です。

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