バスケに多い前十字靭帯損傷とは?原因、症状、対処法は?

  • バスケやサッカーをしている
  • ラグビーをしている
  • スキーをしている
目次

    前十字靭帯とは?

    前十字靭帯とは、太ももの骨とすねの骨を

    結んでいる靭帯のことです。

     

    どのような役割をしているかと言うと、

    すねの骨が前に逸脱してしまうのを

    押さえてストッパーの役割をしています。

     

    この靭帯が部分断裂や完全断裂した状態の

    事を前十字靭帯損傷と言います。

    前十字靭帯損傷の原因は?

    ・競技中のコンタクトプレー

    例えばラグビーのタックルなどで膝に直接

    過度の外力がかかり、膝が伸びすぎてしまった

    場合に、前十字靭帯が損傷します。

     

    また、バスケやサッカーなどの切り替えしや

    ダッシュの状態から急に止まったりすると

    損傷しやすいです。

     

    ・典型的な受傷起点として、つま先が外側を向いている

    状態で、膝が内側に入っている姿勢の時に

    膝にひねりやコンタクトプレーでぶつけたりした際に

    損傷しやすいです。

     

    いわゆる「KNEE IN TOO OUT」の状態です。

     

    この状態で損傷すると内側側副靭帯や内側半月も

    合併損傷しやすく、不幸の3徴候と言われています。

    前十字靭帯損傷の症状は?

    受傷直後から膝に力が入らなくなり

    歩行不能となる。

     

    そして受傷数時間で膝の腫れによる

    痛みで膝を曲げることが出来なくなります。

     

    症状が治まり受傷2~3週間で歩行可能となりますが

    膝がカクンとなるような膝崩れの症状が残ります。

     

    また、階段を降りるときや、ランニングをする際に

    膝が外れそうになり、膝が不安定な感じが残る場合は

    再受傷の可能性や合併症を発症する場合も

    あります。

    前十字靭帯損傷の対処法

    受傷直後の対処法としては、

    床にあおむけで横になり、膝を箱のようなものの

    上に乗せ、膝を挙上するようにして、その状態で

    膝を氷水で冷やしてください。

     

    すぐに整形外科などの医療機関に行ける場合は

    膝を氷水で冷やしたままできるだけ患部を

    動かさないようにして、医療機関に向かってください。