- 朝起きると体がだるい
- よくお腹が痛くなる
- 何をしていてもすぐに疲れる
- 天気の悪い日は頭痛やめまいがする
- 休日になると体調が悪くなる。
体調不良になる人の共通点
体調が悪くなる人の共通点は生活習慣、生活リズムの
乱れです。
朝起きるのが遅い、会社によく遅刻する、昼寝が長い、
仕事の終わる時間がいつも遅い、食事がかたよっている、
食事の時間がバラバラ、寝る前にパソコンやスマホを
長時間触っている、夜遅くまで自宅で仕事をしている、
寝る時間が深夜、休日は家で寝ていることが多い、
運動不足、タバコやお酒を毎日多量に飲む。
上記で3つ以上当てはまる人は生活習慣・生活リズムが
乱れている可能性があります。
人間の体内時計は約24時間のリズムでコントロール
されているのですが、生活習慣・生活リズムが乱れると
この体内時計が狂います。
いい例が時差がある海外に旅行に行ったときですね。
外は昼なのに、体内は夜の時間になっている、いわゆる
時差ボケです。これが体調不良につながります。
現代社会は昔と違って日の出に起きて、日の入りに
就寝することはほとんどないので、体内時計を整えることは
非常に難しいと思います。
規則正しい生活習慣、生活リズムを継続するには
自己管理に注意して行動することが大切になってきます。
睡眠不足
残業やスマホの普及によって20代から~40代の人の8割は睡眠不足というデータがありますが、今はもっと増加していると思います。
また、6割の人が深夜0時以降に寝ているというデータも
あります。昔比べて生活習慣が変化している証拠ですね。
睡眠不足が続くと身体に異常をきたします。
集中力が低下したり、注意力が散漫になったり
記憶や学習能力も落ちます。最近の子供は
学校でよく居眠りするのも睡眠不足が原因だと思います。
睡眠時間が少なくなると食欲が増加して
食べ過ぎてしまい肥満になりやすくなります。
理想の睡眠時間は7時間と言われていますが
4時間以下しか睡眠がとれていない人は肥満率が
73%上昇します。
血圧も上昇します。睡眠不足によって自律神経が
乱れ、自律神経の交感神経が過剰に働き血管を
収縮させるからです。
うつ病にも関係しています。睡眠不足が続くと
朝起きれなくてなくて、夜遅くに寝る生活になります。
朝早く起きて光を浴びることができないと、うつ病を
改善させるセロトニンという脳内物質が出なくなります。
血糖値を上昇させます。睡眠不足になると
糖を代謝する能力が低くなるからです。
夜中に目が覚める人、寝つきが悪い人は糖尿病に
なる危険性があるといわれています。
認知症の中でもアルツハイマー型認知症が
発症しやすいと言われています。要因である
異常なたんぱく質の蓄積を促進するからです。
対処法
睡眠不足の対処法はいろいろありますので
できることから始めてみて下さい。
最初に起きる時間を少し早くします。寝不足の人に共通しているのは
寝る時間が遅いです。仕事の終わる時間が遅いとどうしても寝る時間も
遅くなると思いますが、少しだったら早く寝ることはできると思います。
テレビを見る時間を短くする、夜はスマホやゲームをすることをやめる、
パソコンには触らないなど、ちょっと工夫をすれば寝る時間を増やすことが
できます。
夜、どのように過ごしているのか一度チェックしてみて下さい。
たぶん、スマホを触っている時間が長い人が多いと思います。
次に食事とお風呂です。
どちらを先に済ますか迷う人もいるかもしれませんが
答えは食事です。
寝る3~4時間前に食事を済ませると寝る時には消化されてぐっすり眠ることができます。寝る直前にご飯を食べると寝ている時に内臓が活発に働いて眠りが浅くなります。
お風呂は寝る1時間半前に入ります。
睡眠のスイッチが入るときは体内の温度、深部体温が
下がったときです。
お風呂に入ると最初は深部体温が上がりますが、上がった反動で下がります。この下がるときがお風呂に入ってから一時間半後になります。
普段お風呂に入らない人は首に数分間シャワーをかけて下さい。
首を温めると深部温度が上がりやすくなります。
眠れる食事としては朝のお味噌汁です。
朝にお味噌汁を飲むと15時間後に睡眠をよくする
ホルモン「メラトニン」が分泌されるからです。
ストレス(自律神経失調症)
人間関係の悪化や環境の変化、生活リズムの乱れ以外にもお金や将来の不安、老化、仕事、出産、育児、家事、引っ越しなどによってストレスが発生しますが誰もがもっています。
このストレスをストレスと感じるのか、それともストレスではないと感じるかで体調が変わってきます。
また、ストレスではないはずなのにストレスと思い込むと体調不良になります。
子供が学校へ行きたくない時にお母さんに嘘をついて
「お腹が痛くて学校に行けないよ~」
と叫ぶ子がいると思いますが、お腹が痛いと
思い込むと身体が全力でお腹が痛くなるように
働き本当にお腹が痛くなります。
ストレスは悪くはないものと思い込めば
ストレスを感じにくくなり体調が悪くなることは
少なくなると思います。
対処法
ストレス解消法はいろいろ本やネットで書かれていますが
ストレスが全くなくなってしまうと刺激がなくなり生きていけません。
ですので適度なストレスは身体には良いです。
逆に過剰なストレスは体調を崩します。
では、過剰なストレスをなくすにはどうしたいいか?
誰でもできる簡単なストレス解消法は
寝る前にテレビなどを見て2時間リラックスする、
そして6時間以上の睡眠です。
これによってストレスに耐えられるようになります。
自律神経には昼間働く活動的な交感神経と
夜働きリラックスする副交感神経があります。
この2つの神経がバランスを崩すと
ストレスが発生しやすいです。
ストレスを上手く発散できない人は、運動やパチンコ、タバコ、
お酒、趣味などもいいですが一度、生活リズムを見直してみる
ことをお勧めします。
冷え性
冷え性は女性に圧倒的に多いです。その理由として女性ホルモンのアンバランスが原因と言われていますが、他にも3つ考えらえます。
1つは血液の流れを良くするための筋肉量が少ない、もしくは栄養を吸収し、老廃物を排出する胃腸の機能が低下しているため体温が上がりにくい。
もう1つは自律神経が乱れによって、脳が錯覚を起こし
体が冷えていないのに冷えを感じてしまう。
最後に動脈硬化など血液循環の悪化によって、体内で
産生された栄養や熱が全身に行きわたらない。
冷え性は西洋医学と東洋医学では捉え方が違います。
西洋医学では「冷え性」は「冷え症」ではないので、病気ではなく
体質であると考えています。冷え性で病院へ行っても病気ではないので基本的には何も処置されません。注意しないといけないのは冷え性の方は、更年期障害、不妊症、貧血、甲状腺機能低下、膠原病、
閉塞性動脈硬化症、心疾患になるリスクがあります。
東洋医学では西洋医学とは逆で「冷え性」という病気として考えています。
冷え性によって起きる、不眠症、慢性疲労、肌荒れ、シミ、頭痛、肩こり生理不順、アレルギー、腹痛、胃もたれ、薄毛、脱毛、意欲低下、むくみ
などの症状を主に漢方や鍼灸によって改善していきます。
対処法
手先や足先がいつも冷える人は、末端に血液が届いてないので、定期的に筋トレを行って筋肉量を増やしましょう。
手足ではなくお腹がいつも冷えて下痢をよく起こす人は
冷たい飲み物控え、腹巻など使ってお腹を冷やさないようにしましょう。
冷え性以外に更年期障害によってのぼせやほてりが出る
人は散歩やウォーキングなど有酸素運動を定期的に
行いましょう。
太って、汗をかかなく、いつもむくんでいる人は
筋肉がおちて体内で熱を作り出すことができて
いないので、軽い筋トレを継続的に行いましょう。
自覚症状はないけど、身体を温めることによって
便秘や肩こりが改善する人は40度以下のぬるめの
お湯に20分以上浸かりましょう。
身体を触ってもそれほど冷えてはいないのに
冷えを強く感じる人はストレスなどによって
自律神経が乱れていることが多いので
生活リズムを整えるために食事、運動、睡眠が
しっかりとれているか確認してみましょう。
気温の変化
気温の変化によって体調が悪くなる人は夏に多いと思います。
クーラーによって冷えた部屋に入ったり、外に出たりすることによって気温の変化に身体が対応しきれなくなるからです。
もしも一日中、クーラーが効いている部屋で過ごしたり
外にいたとしたら、身体は体温を無理にコント―ロする必要ががなくなるので体調が悪くなることが少なると思います。
とはいっても、夏の熱帯夜にクーラーがない生活なんて
考えられませんよね。
では、気温の変化に対してどう対処したらいいのか
お伝えします。
対処法
身体が冷えている時の対処法です。
最初にクーラーの風に直接当たらないことです。
暑いからといって、車や家のクーラーの風向きを
直接当たるように変える人がいます。最初は
涼しいかもしれませんが時間が経つにつれて
間違いなく身体が冷えてきますので注意して下さい。
今は人間の体温の変化によって風向きを
自動的に変えてくるのですごいですよね。
次にクーラーが効いた部屋では長袖を着る、
もしくは一枚服を増やすことです。ポイントは
「冷えてきたなぁ~」と感じてから着るのではなく、
部屋に入ったら直ぐに着ることです。
また襟(えり)を立てるのもお勧めです。首には
体温をコントロールするセンサーがあるからです。
クーラーが効いた部屋で夜、寝る時は
ふとんをかけて寝ましょう。
時間が経つにつれて、深部体温が下がって
くるからです。下がり過ぎると血行が悪くなったり
内臓機能が低下して朝起きると身体がだるくなったり
重たくなったりします。
身体が熱くなっている時の対処法は大丈夫ですよね。
日焼けしないために帽子や長袖を着る。水分をこまめに
補給する。首を冷やす。
自然に身体を冷やしてくるのは汗です。
汗をかくことによって、皮膚から蒸発した時に
熱を奪ってくれるからです(気化熱)。
汗をかかない、かきにくい人は身体を自然に
冷やすことが難しいです。汗は血液からできるので
血流を良くすれば汗をかきやすくなります。
血流を良くするためには筋肉をつけることが最適です。
筋肉が収縮、拡張することによって血液が流れるからです。
気圧の変化
台風や雨がふる前に頭痛やめまい、肩こり、全身の倦怠感など体調を崩す人が目立ちます。
なぜ、気圧の変化によって体調不良になるかは、実はまだ解明されてはいません。
以前は実は気圧の変動によって、身体の内圧が影響を受けると言われていました。
ちょっと難しいですが気圧は
(空気の重さによる圧力1気圧=約1kg重/cm2)
けっこう大きな圧力で、わたしたちのカラダに
かかっているのですがつぶされません。
なぜでしょうか?
それは内側からも同じ圧力で押し返しているからなんです。
じゃあ、低気圧になるとどうなるか?
簡単に説明するとカラダの内外で押し合いのバランスが崩れて内側から押す力が強くなります。
登山するときにポテトチップスを持っていくと袋がポンポンにふくらみます。
あの状態がカラダの中で起きていますから痛くなるのも想像できますよね。
最近の研究で分かってきたことは、気圧の変化を感じるセンサーが耳にあり、そのセンサーが自律神経に影響を与えます。自律神経が乱れると体調が悪化します。そして近くを通っている体性神経を刺激し
体調不良を感じることになります。
まとめ
体調不良になる5つの原因と対処法はいかがだったでしょうか?
- 睡眠不足
- ストレス
- 冷え性
- 気温の変化
- 気圧の変化
によって体調が悪くなることを解説してきました。
気圧の変化以外は対処できるのでよく体調が
悪くなる人はネガティブにならず、対処法を実践して
頂ければ改善しますから安心して下さい。
5つの原因に共通しているのは体内の状態が
大きく変化していることです。この変化を最小限に
くい止めることが体調不良を引き起こしにくくなります。
体内の状態を一定に保つにはバランスのとれた食事、
適度な有酸素運動、6時間以上の睡眠です。
この3つがしっかりできている人は生活リズムが
安定し、心身ともに健康であると確信しています。
よく体の調子が悪くなる人はぜひ、できることから少しずつ
やって頂き、体調の良い日が続くとことを祈っています。
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