急に五十肩になり腕が全く上がらなくなってしまった名古屋市在住の患者さん

4日前に急に五十肩になってしまった患者さんが

お見えになりました。

 

五十代に多い五十肩は病名ではなく、

整形外科では肩関節周囲炎と診断されます。

 

原因は分かっていませんが

加齢、運動不足、ストレス、姿勢、過労

言われています。

 

五十肩の発症パターンの多くは、

少しずつ腕が上がらなくなって

我慢していたら五十肩になってしまった

というケースが多いです。

 

上記の患者さんは急性だったので

五十肩では珍しいケースですが

早期に治療を始めれば

慢性の五十肩よりも治りが早いです。

 

初診時は右腕が全く上がらず

運転、着替え、ドアを引くことさえも

できず、夜はどの体勢で寝ても

痛くて眠れない酷い状態でした。

 

右腕を少しでも動かすと激痛が走るので

横向きで右腕は固定したまま

わきの当たりから治療を始めました。

 

痛みが強く出ていたのが右腕の外側。

五十肩は上腕の外側に痛みを訴えることが

多いのですが、これは、わきから出ている

腋窩神経が圧迫されている可能性が高いです。

 

もしくは、肩が痛くて動かせないので

代わりに上腕の筋肉を使い過ぎて

筋肉痛になっていることあります。

 

五十肩の多くは大円筋という肩の奥にある

筋肉が過緊張してしまい肩関節を締めつけ

動かなくなります。

 

腕を少しでも動かすと炎症が必ず起きます。

炎症が起きるとATPという物質が出て

この物質が筋肉を硬直させます。

 

なので、五十肩になったら直ぐに治療を

開始しないと慢性的になり完治するまでに

時間がかかります。

 

一般的には我慢した期間だけ

かかると言われています。

 

五十肩の治療で一番効果があるのが

意外かもしれませんが氷水によるアイシングです。

病院では温めて下さいと言われるかもしれません。

 

冷やす理由は、炎症を抑え

筋肉を硬直させるATPの放出を

止めることができるからです。

 

ただ、アイスノンやアイスパック、

湿布や冷えぴたは表面しか冷えないので

お勧めしません。

 

氷水は関節の奥まで冷えて

液化熱といって熱も奪ってくれます。

 

もし、五十肩で悩んでいる方がいましたら

ぜひ、氷水で患部を10分間冷やしてみて

下さい。

 

上記の患者さんも氷水によるアイシングで

大幅に改善しました。

 

ちなみに肩が痛くても

腕が上がれば、それは五十肩では

ありませんので。

お客さまの声

肩の痛みで来院しました<肩痛>

肩の痛みで来院しました。

先生にみてもらったところ、初回で首の痛みが楽になり次の日の仕事にも気分良く行くことができました。

肩の痛みで悩んでいる方はオススメです。

春日井市 60代 女性