ストレスやうつ病が原因で腰が痛い「ストレス性腰痛」とは?

目次

    脳は1つしか痛みを感じない

     

    ストレスを抱えていると

    何もしなくても腰痛に襲われることがあります。

     

    「ストレス性腰痛」というのですが、

    腰を直接、触っても痛みが出ないことが多く

    腰を動かすと痛いことが多いです。

     

    過去に腰をひどく痛めた方が発症しやすい

    のですが、心と体はリンクしているので

    不安になると体に症状として現れることがあります。

     

    病院でレントゲンを撮っても特に異常がなく

    接骨院や整体で施術しても変化がない、

    もしくは痛みが軽減しない場合はストレスが

    原因であることがあります。

     

    ストレス性腰痛の特徴は

    腰痛だけでなく、全身の痛みを訴えます。

    また、日によって痛みの場所が変わります。

     

    痛みは脳で感じるのですが、1つの痛みしか

    感知できないしくみになっています。

     

    どういうことかといいますと

    腰痛と肩こりが同時に感じるということはないということです

     

    例えば今、腰が痛いとします。

    でも、腕を鉄の棒で骨が折れるくらい叩かれたらどうですか?

     

    痛みが腕に変わると思います。

    これが脳のしくみです。

     

    脳は同時に痛みを感じないので、

    一番強い痛みを感じて、二番目の痛みは遮断する

    仕組みになっています。

     

    全身が痛い、あちこち痛い人は

    ストレス性、いわゆる自律神経失調症の疑いがあります。

     

    うつ病による腰痛の一番の薬は、実は●●です。

     

    うつ病の患者さんの腰痛は原因がはっきりしていません。

    なぜならメンタルからきているからです。

     

    ですので病院でレントゲンやMRIを撮っても

    異常は見つかりません。

     

    患者さん本人は納得しないので、他の病院や

    接骨院、整体に通うことになります。

     

    ですので腰痛を施術する前に、心療内科などで

    うつ病のちりょうをすることが最優先になります。

    ほとんどの場合、うつ病が良くなると腰痛を訴えなくなります。

     

    今、悩んでいること、不安に思っていることを

    誰かに話したり、聞いてもらったりするだけで

    精神的に安定します。

     

    仕事では愚痴を言えない、夫婦関係や

    子供のことで悩んでいる、自分の思い通りに

    いかないと責任感の強い人や真面目な人は

    ストレスをため込んでしまう傾向にあります。

     

    それを少しでも吐き出してあげれば

    腰痛の症状が不思議と改善します。

     

    自分がうつ病に何度もなったことがあるので

    よく分かりますが、腰痛だけでなく全身がだるく、

    やる気が意欲もなくなります。

     

    ストレスによる腰痛の一番の薬は睡眠です。

    理由はストレスを忘れるからです。

     

    仕事や家事、育児は休めないと思いますが

    それ以外はできるだけ寝ることをお勧めします。

    眠れない時は積極的に睡眠薬・安定剤を服用しましょう。

     

    薬に対して抵抗がある方は、飲まない人がいるかと

    思いますが、症状はさらに悪化するので

    まずは先のことは考えずに今、楽になることだけを

    考えて下さい。

     

    うつ病の治療としては、日光を浴びてリズム的な

    有酸素運動がセロトニンを出して効果があると

    言われていますが、これはある程度、症状が

    改善した場合です。

     

    ですので、自分の思うままに行動することが

    一番の治療になります。

     

    ・眠くなったら寝る

    ・休みたくなったら休む

    ・どこへも行きたくなくなったら行かない

    ・周囲からの誘いがあっても断る

    ・無理を絶対にしない

     

    意識で行動するのではなく

    感じたままに行動することが大切です。

     

    うつ病は直ぐには良くなりませんが

    精神科医がいる心療内科で処方された薬を飲んで

    時間が経てば必ず良くなっていきます。

     

    どうしても早くなおしたいと思うと焦りますが

    長い目で治療することをお勧めします。

     

    全ては時間が解決してくれますので

    自分を責めないで下さいね。

     

    NHKためしてガッテンの「ストレス性腰痛」に対する私の意見

     

    福島県医科大学でストレスと腰痛の関係に

    ついて研究しているそうです。

     

    番組の中で整形外科医の

    紺野先生は治療は「痛みの悪循環」を絶つことと

    おっしゃっています。メカニズムはこうです。

     

    【腰痛 → 活動低下 → 家族、医師の不理解 → 腰痛悪化】

     

    一言で説明すると「脳の鎮痛システム」が

    上手く働いていないと説明しています。

     

    私はこのシステムを働かせるためには

    ストレスを感じないことに没頭することだと

    考えています。

     

    一番良いのは趣味ですよね。

    ですが、ストレスが強い場合は趣味さえも

    不安でできないと思います。特に腰を動かす

    趣味に関しては。

     

    では、どうするか?

     

    ズバリ他人のために役立つことをすることです。

    自分に対して意識を向けるとストレスが増大します。

     

    自分軸から他人軸に変えることによって

    考え方がガラリと変わります。

     

    ストレスのほとんどの場合は自分のことばかり

    しか考えていません。

     

    「私が仕事をやらなければ会社につぶれる」

     

    「●●をして失敗したらどうしよう」

     

    「私は一生懸命頑張っているのに結果が出ない」

     

    ではなくて、、

     

    「●●さんの仕事を助けてあげるため私に何ができるか?」

     

    「●●さんが成功するために私は何ができるだろうか」

     

    「●●さんの能力を引き出すには何をしてあげたら良いだろうか」

     

    のような思考回路に転換することです。

     

    ストレス腰痛で悩んでいる方のお役に少しでも

    立てれば嬉しいです。