足の内側が出っ張って、痛みもある有痛性外脛骨とは、どんな病気?

  • 足の内側に出っ張りがある
  • 捻挫をして急に痛み出した
  • 偏平足
目次

    有痛性外脛骨とは?

    まず、外脛骨について説明します。

     

    外脛骨とは、舟状骨と言う足の骨に、

    過剰にできた骨のことです(普通ならない余分な骨)。

     

    その舟状骨は、足の内側にあるので、足の内側が

    出っ張って見えます。

     

    この外脛骨に痛みがなければ問題はないですが、

    痛みがある場合は有痛性外脛骨となり、

    問題となります。

     

    外脛骨がある人の割合は、5~7人に一人と意外と多く

    そのうちの何割かが有痛性外脛骨を発症します。

    有痛性外脛骨の原因は?

    原因としては、

    ・捻挫や打撲などを契機に発症するもの。

     

    ・特に理由もなく発症する特発性のもの。

     

    ・合っていない靴を使用している場合。

    小さい靴を着用する為に、足が圧迫され、

    外脛骨に炎症が起きてしまう場合と、

     

    大きい靴を使用した為に、靴擦れが起きて、

    外脛骨に炎症が起きる場合があります。

     

    ・偏平足によるもの

    外脛骨が出来る骨の舟状骨には、

    後脛骨筋と言う筋肉がついています。

     

    偏平足とは、内側縦アーチ(土踏まず)が

    下がり無くなってしまっている足のことをいいます。

     

    内側縦アーチは、舟状骨が一番重要な要石となっていて、

    偏平足になってしまうと、この舟状骨が下がることになります。

     

    舟状骨が下がると、後脛骨筋が緊張して、舟状骨を引っ張るような

    形になってしまいます。

     

    そうなると、引っ張られた部分で外脛骨が炎症を起こし、

    有痛性外脛骨になってしまいます。

    有痛性外脛骨の症状は?

    ・足の内側の痛み。

     

    ・舟状骨は、足の重要な骨になるので、

    重症化すると、歩行障害が出始める場合もあります。

    有痛性外脛骨の対処法は?

    ・サイズの合う靴への変更。

     

    ・偏平足が原因の場合は、偏平足を

    形成するために、土踏まず用のアーチサポーター

    を靴の中に入れてもらうことで、だいたいの症状は、

    解消されることが多いです。

    関連記事

    その他の記事