スポーツ選手がなりやすい下駄骨折とは、どんな病気?(第5中足骨基部骨折)

  • ヒールやサンダルを良く履く
  • スポーツをやっている
  • 捻挫をよくする
目次

    第5中足骨基部骨折とは?

    第5中足骨基部骨折は、足の小指側の骨で

    その骨の基部(根元)には、短腓骨筋が付着しており、

    足首を捻って捻挫をした時に、その短腓骨筋が

    第5中足骨の基部を引っ張ってしまい

    裂離骨折が起きます。

     

    これが第5中足骨基部骨折であり、別名「下駄骨折」とも

    呼ばれています。

     

    なぜ下駄骨折と呼ばれているかと言いますと、

    昔、下駄を履いている人が捻挫をすると、

    鼻緒の小指側の部分が支点となり、

    第5中足骨骨折を起こしていたことから

    下駄骨折と呼ばれるようになりました。

    第5中足骨骨折に似た骨折とは?

    第5中足骨基部骨折に似た骨折として、

    ジョーンズ骨折と言うものがあります。

     

    ジョーンズ骨折とは、第5中足骨に

    スポーツなどで繰り返しのストレスがかかる

    ことによって骨折が起きる、いわゆる疲労骨折の

    ことです。

     

    ジョーンズ骨折は、第5中足骨基部骨折よりも少し

    高い位置で起こります。

     

    上図に、第5中足骨骨折とジョーンズ骨折の

    骨折線の位置関係を示します。

    第5中足骨基部骨折の原因は?

    スポーツ中の捻挫や、

    ヒールや厚底のサンダルを履いた状態で

    捻挫したりすると、骨折してしまう場合があります。

     

    なので、捻挫だと思い軽く思わず、

    腫れが何日も続き、痛みが強い場合は

    骨折も疑ってください。

    第5中足骨基部骨折の対処法は?

    病院に行く前で、骨折しているか

    分からない場合は、とにかく

    安静にし、氷水で10分間冷やしてください。

     

    冷やすときは、痛みがない程度で、軽く圧迫し、

    患部を台か何かに乗せて挙上してもらえると

    腫れを抑えることが出来、病院に行ったときに治療に

    入りやすくなります。