腰のヘルニアは片足をあげれば状態が分かる

目次

    「下肢伸展挙上テスト」でヘルニアかどうかが分かる

    腰椎ヘルニアの疑いがある患者さんが

    見えたとき、まず行う検査は

    「下肢伸展挙上テスト」です。

     

    病院ではラセーグテスト、もしくは

    SLRテスト(Straight Leg Raising Test)と

    言われています。

     

    患者さんは仰向きの状態から

    片足を伸ばしたまま何もせず、

    施術者がゆっくり足を上げていきます。

     

    どの角度で腰や足に痛みや

    しびれがあるかチェックします。

    判断基準

    35度以下で痛みやしびれが出た場合

    重度な腰椎ヘルニアの可能性が高いです。

    専門的には「神経根癒着型」と言われています。

     

    35度から70度の範囲で痛みやしびれが出た場合

    軽度から中度の腰椎ヘルニアの可能性が高いです。

    専門的には「単純椎間板症」と言われています。

    母趾の力が抜けたり、足の感覚障害が発生します。

     

    35度以下で痛みやしびれが出たら

    すぐに治療を開始する必要があります

     

    放置しておくと、痛みやしびれで眠れなくなり

    最悪、手術しないと日常生活が送れなくなります。

    痛み・しびれが出る部位によって進行度がわかる

    ヘルニアの患者さんやヘルニアの疑いがある方に

    知ってほしいのは、腰椎ヘルニアが悪化すると

    痛みやしびれが足先の方へ下がってきます(抹消徴候)。

    良くなると痛みやしびれが腰の方へ上ってきます(中央徴候)。

     

    最初は腰だけ痛かったのに

    時間が経つにつれて、でん部や太ももに

    痛みやしびれが出てきて、さらに

    ふくらはぎや足の指にも痛みやしびれが

    出てきた。

     

    これは、悪化しているサインです。

    腰やでん部の痛みやしびれが消えて

    ふくらはぎや足の指に痛みやしびれが

    出てきた。

     

    これも悪化していますので

    気をつけて下さい。

     

    ふくらはぎや足の指の痛み、

    しびれが消えて、でん部や腰に

    移動した場合は良くなっています。

    気になったら検査!

    もし、自分がヘルニアかもと思っている方は

    一度、誰かに手伝ってもらって、下肢伸展テストを

    行ってみてください。

     

    写真のように足をゆっくり上げてもらって

    どの角度で痛みやしびれが出るか

    確認してみて下さい。

     

    もし、太ももの裏側が痛い、張る場合は

    筋肉痛か筋肉がかたいだけのこともあります。

    私は辛い腰痛・足のしびれから整形外科で椎間板ヘルニアと診断されました(腰椎ヘルニア)

    私は辛い腰痛・足のしびれから整形外科で椎間板ヘルニアと診断されました。

    薬・コルセット・ブロック注射も効果なく手術しかないのかと思っていましたが、HPの口コミを見て「何とかなるかも!」とコツコツ接骨院へ。

    前田先生はヘルニアについて図や模型で説明して下さったり、持参したMRIをじっくり見て、私の骨の隙間や角度について考えて下さったり一人一人の痛みについてじっくり向き合って下さいます。

    施術も痛くなく気持ちよい感じで一回ごとに痛みも軽くなっています。

    木下 智子さま 愛知県江南市 52歳