物を手で持ち上げると腕の外側が痛いテニス肘は治療で早く治るのか?

目次

    牛乳の入れ替え作業を続けていたら腕の外側が痛くなりました

    お仕事で牛乳をお店に陳列している方が

    お見えになりました。

     

    話を聞いてみると、牛乳パックを

    上から手で持ち上げる作業を

    繰り返していたら、徐々に右腕の外側が

    痛くなり、心配になって当院に電話を

    したそうです。

     

    触診をしてみると、明らかに

    左前腕外側の筋肉よりもかたくなって

    緊張している状態でした。

     

    軽く右手をグーにしてもらって

    手首を上にあげてもらい、それに

    抵抗を加えると右前腕部に痛みが

    走りました。

     

    この検査は、テニス肘の検査なのですが

    見事に陽性反応が出ました。

     

    ひどいケースだと、右肘の外側にも

    痛みが出るのですが、それはなかったので

    軽度のテニス肘だと思われます。

     

    ただ、上から物を持ち上げたり

    手首を使う動作、例えば、

    料理やパソコン作業などを

    続けると治りにくくなります。

    治療の前に手首の使い方を変えてみる

    前腕の外側が痛くなったり、

    肘の外側が痛くなるがテニス肘は

    施術も大切ですが、日常生活での

    手首の使い方が大事になってきます。

     

    ポイントは、いかに手首を上に

    あげずに動かすかです。

     

    例えば、物を持ち上げるときに

    上からではなく横から、もしくは

    下から持ったり、両手を使って

    持ったりします。

     

    手首の角度を少し変えるだけで

    前腕部への負担が軽減されます。

     

    時間がなかったり、忙しいと、

    物を持ち上げるとき、つい上から

    持ってしまうと思いますが、

    早く治したいなら意識して

    手首の使い方を変えることが大切です。

     

    施術で良くなったとしても

    痛みが出る手首を動きを続けてしまうと

    治る症状も治らなくなってしまい

    慢性化してしまいます。

    仕事でよく手首を使ったら直ぐに氷水で冷やす

    仕事上、どうしても手首の角度を変えて

    作業ができない方も多いかと思います。

     

    そんな時は、氷水で患部を10分間

    冷やすことを積極的に勧めています。

     

    よく、冷湿布で冷やす人もいるのですが

    表面しか冷えず患部に届かないことも

    あるので氷水が一番かと思います。

     

    仕事は、同じ作業の繰り返しなので

    筋肉も同じ場所が使われ、炎症を

    起こしやすくなります。

     

    炎症を放置しておくと、筋肉が

    硬直して慢性化するケースが多いので

    炎症を抑えるために氷水で冷やします。

     

    手首を使ったら直ぐに冷やしたほうが

    効果があります。

    治療は前腕外側の筋肉を緩めながら肘関節を矯正します

    テニス肘の多くは手首や腕の

    使い過ぎによって起きます。

     

    同じ筋肉を何度も使うことによって

    疲弊して、悪化すると炎症が起きます。

     

    さらに、ひどくなると

    前腕外側の筋肉が肘の外側の骨に

    くっついているので、その骨を

    引っ張って痛みが出ます。

     

    腫れていると肘の外側が

    膨らんでいます。

     

    使い過ぎによって前腕外側の筋肉が

    緊張していると症状が出やすいので

    施術によって緩めていきます。

     

    緊張した筋肉は、かたくなったゴムなので

    弾力性がありません。

     

    弾力性を回復させるために

    筋肉を伸ばしたり縮めたりしながら

    かたくなった筋肉を緩めていきます。

     

    前腕外側の筋肉がくっつている

    肘外側の骨が緊張によって

    引っ張られるため歪むことが

    よくあります。

     

    歪んだままの状態だと

    筋肉の緊張が緩和しにくいので

    矯正によって元の位置に戻します。

    お客さまの声

    前のめりに転んでしまい、両手首と左ひじの関節を痛めてしまいました(手関節痛・肘痛)

    来院の理由ですが、年末の買い出しの時、スーパーの駐車場え車止めにつまづいて前のめりに転んでしまい手首と左ひじの関節を痛めてしまいました。

    若いころであれば、手をついた状態(前受身の状態)で踏ん張れていたと思います。

    今年60歳になりますが、歳をとるということはこういうことなのかと実感しました。

    コツコツさんには、5年ほど前に五十肩の治療で治して頂いたことがあり、今回もお世話になることにしました。

    両手首の状態、治療期間について、説明をしてもらいましたが、わかりやすく丁寧に説明していただきました。

    ちなみに、私の場合は、手をついたことで手首に体重がかかり、関節の感覚が狭くなっているとのことでした。

    完治には時間がかかるということでしたが、現在のところ痛みはだいぶ和らいできました。

    まだ、体重をかけると痛みはありますが、もう少しで治りそうです。

    通院してから、日に日に痛みが薄れてくるのはうれしいかぎりです。

    加藤道彦 春日井市 59歳