- 手足にしびれがある
- 痛みもある
- 首を後ろに反らすと痛みが出る
- 腰を反らすと痛みが出る
- 仰向けで寝ると痛みが出るので寝れない
椎間孔狭窄症とは?
椎間孔狭窄症とは、椎間孔という
椎骨(背骨の骨)と椎骨の間の穴が
何らかの原因で狭まり、椎間孔の
間を通っている神経を圧迫し、それが原因で
手や足にしびれや痛みがでる疾患です。
椎間孔狭窄症は、首の椎間孔で起こる場合と
腰の椎間孔で起こるケースがあるので、
首の場合は手に、腰の場合は足に症状が出ます。
上図の椎間孔が狭くなり、
椎間孔から出ている神経が
圧迫されます。
椎間孔狭窄症の原因は?
椎間孔狭窄症の原因となるものは
いくつかあります。
・椎間板のすり減りによるもの
椎間板とは、椎骨と椎骨の間にある
軟骨でクッションの役割をしています。
その椎間板がすり減ると椎骨と椎骨の
間が狭くなり神経を圧迫します。
・骨棘形成によるもの
骨棘とは、骨にできるトゲのようなもので
それが椎間孔にできると椎間孔が
狭くなり、神経を圧迫します。
・黄色靭帯の肥厚によるもの
椎間孔の奥にある、椎骨によって作られる
脊柱管と言うトンネルの中を黄色靭帯が
通っていますが、この黄色靭帯が肥厚すると、
椎間孔や脊柱管を圧迫して同時に神経も
圧迫します。
・椎骨のずれによるもの
寝違えなどで椎骨がずれたり、前に滑ったりすると
椎間孔が狭くなり神経を圧迫します。
椎間孔狭窄症の症状は?
・手、足のしびれや痛み。
腰を反らしたり、頭を後ろに反らすと
特にしびれや痛みが強く出ます。
・間欠破行(腰部椎間孔狭窄症の場合)
歩いていると、段々痛みやしびれが
出てきますが、座って休憩すると、
痛みやしびれが無くなります。
・夜間痛
夜寝るときに仰向けで寝ると
首や腰が真っ直ぐになって
椎間孔を狭くしてしまうので、
椎間孔狭窄症の対処法は?
椎間孔狭窄症は、腰や首を
後ろに反らすと、症状が出てしまうので、
出来るだけ腰や首を丸める姿勢をとると
楽になります。
ですが、日常生活で体を丸めて生活するのは
難しいので、寝るときだけでも意識しましょう。
首の椎間孔狭窄症の人は、寝るときに
枕をできるだけ髙くして寝てください。
腰の椎間孔狭窄症の人は、仰向きでは寝れないので、
横向きになり体を丸める感じで寝てください。
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