目の奥の痛みでこんな悩みはありませんか?
- パソコンやスマホを使うと必ず痛くなる
- 頭痛薬が欠かせない
- 疲れるとめまいや吐き気がでる
- ずーっと首や肩がこっている
- マッサージしても良くならない
パソコンやスマホの使い過ぎによって
頭痛、めまい、吐き気、目の奥が痛い人が増えています。
特に目の奥が痛いと訴える人が多いのですが
この人たちの共通点は首の骨がストレートネックに
なっていることや、顔が前に出てあごが上がっている
姿勢になっていることです。
なぜ、このような姿勢になるかといいますと
長時間のパソコンによるデスクワークやスマホに
集中することによって、目を動かす筋肉が疲れ
眼精疲労になり視界がぼやけてきます。
そうなると、無意識に画面に顔が近づいてしまい
あごが上がった姿勢で見てしまうことになります。
では、あごが上がると、なぜ目の奥が痛くなるのか
解説していきます。
姿勢からくる目の奥の痛みの原因
姿勢からくる目の奥の痛みの原因は
後頭部の筋肉が緊張して、その筋肉と筋肉の間から
出ている神経や血管の圧迫です。
この神経や血管は脳や目の奥まで通っているので
圧迫されると目の奥が痛くなります。
血管や神経が圧迫され原因としては
上記でも述べましたが、姿勢の悪化です。
想像してみて下さい。
・長時間、パソコンを使っていると頭の位置はどうなりますか?
・暇さえあればスマホを使っていると顔の位置はどうなっています?
・寝ながら本を読んでいるときあごはどうなっていますか?
無意識に顔が前に出てしまい、顎が上がってしまう
姿勢になることがイメージできると思います。
あごが上がるとどうなるかといいますと
後頭部が圧迫され筋肉が緊張し、後頭部から目の奥まで
走行している神経が圧迫されて目の奥に痛みを訴えます。
自律神経の乱れによる目の奥の痛み
自律神経は自分の意志ではコントロールできません。
無意識に働き、内臓、血管、汗腺をコントロールしています。
ストレスにって自律神経が乱れると、血管が収縮して
脳への血流が悪くなり酸欠になって頭痛や目の奥が痛くなります。
この場合の唯一の対処法は呼吸です。
息を吸うと呼吸筋と呼ばれる横隔間が下がるのですが、
この時に興奮作用のある自律神経の交感神経が刺激されます。
息を吐くときは横隔膜が上がり、自律神経の副交感神経が
刺激されます。副交感神経はリラックスする作用があるので、
心身を落ち着かせる方向へ導いてくれます。
身体のだるさ、めまい、頭痛、耳鳴り、便秘、下痢、胸痛、不眠などの
症状がでる自律神経失調症の人は交感神経が優位の状態です。
ですので、もしも自律神経の症状が出たら、直ぐに深呼吸をする、
特に息をしっかり吐くと症状が改善されます。
片目だけが痛い原因とは
両目だけでなく片目だけ痛いこともよくあります。
この原因は後頭部の左右どちらかの筋肉が
緊張して神経を圧迫している場合です。
パソコンやスマホを使っているときに
顔を傾けて見ていたり、斜めを向いて使用していると
後頭部の片側だけ筋肉が緊張します。
緊張した側の神経が圧迫されるので
この時は片目の奥が痛くなります。
痛みが発症した時は、後頭部の筋肉を触ると
非常にかたくなっています。痛くなる前の段階は
目が疲れる、視界がぼやける、もやがかっている
クリアではない、くすんでみえます。これらは目の奥が
痛くなる初期症状なので、直ぐに病院や接骨院で
見てもらうことをお勧めします。
目の奥の痛みだけでなく頭痛やめまいもする
頭痛やめまいの症状も出ている時は
脳の異常、首の骨の異常がない場合は
後頭部の筋肉が過緊張を起こしている場合があります。
よく、頭痛薬を飲む人がいますがこの場合は
服用しても一時的に良くなるだけで根本的には
良くなりません。
ですので、毎日頭痛薬を飲む人は
まずは整形外科や脳外科でレントゲン、CT、MRIを
撮ってもらって脳や首に異常がないか確認してください。
もしも異常がなければ後頭部の筋肉の
緊張が考えられますので、病院や接骨院、整体で
マッサージをしてもらうと頭痛やめまいが消えることは
よくあります。
頭痛がピンポイントで痛い場合は脳の問題が考えられます。
ハンマーで叩かれたような痛みは脳梗塞、脳卒中の可能性が
高いので直ぐに病院で診てもらって下さい。
頭痛が後頭部から目の奥にかけて痛い場合は
神経を圧迫しているので後頭部を温めたり、マッサージや
ストレッチをして筋肉をゆるめれば大丈夫です。
めまいがある人は後頭部の血管を圧迫して
脳への血流が悪くなり酸欠状態になっているので
この場合も後頭部の筋肉を温めたり、マッサージや
ストレッチをして血行が良くなれば改善されます。
改善しない場合は、自律神経失調症やメニエール病の
可能性があるので、整形外科や内科で診てもらってください。
病院や接骨院での治療法
病院ではまず、湿布と痛み止めの薬が処方されます。
軽度の頭痛、めまい、目の奥の痛みであれば良くなります。
ただし、慢性化している場合は湿布や薬だけでは
一次的に良くなっても、根本的に良くならないことが
ほとんどです。
ですので、何が原因しているのか、病院で
検査をしてもらうことが大切です。脳や首に異常が
見つからなければ、電気、牽引器による首の牽引、
理学療法士によるマッサージやストレッチなどの
リハビリを受けることになります。
接骨院では電気、マッサージがメインとなりますが
症状がひどい場合にはあまり効果が得られません。
頭痛に強い接骨院では後頭部の筋肉を効果的に緩める
手技や頸椎の矯正よって根本的に解消してくれます。
何週間も通っても良くならない、治らない場合は
他の接骨院で診てもらうことをお勧めします。
自分でできる対処法
まずはパソコンやスマホの使用時間を制限することです。
集中してしまうと時間を忘れてしまい、気づいたら何時間も
触っていたことがよくあると思います。
例えば時計やアプリなどのアラーム機能を使って
時間を区切って使用するとか、何時間使ったら、
どんな時に目の奥が痛くなるのか自己観察して
チェックすることです。そのために日記をつけて
おくと分かりやすいと思います。
また痛みのある日や痛みのない日は
どんな行動をとっていたのか、天気によって
痛みが変化しないか、仕事の日や休みの日では
症状が変わるのか確認することも必要だと思います。
意外と自分の生活習慣を見直していなくて
その場だけ痛みがとれればいいと思っている人が
多いので、原因をみつけることができず慢性化してしまう
パターンが多いです。
痛みのパターンが分かれば痛みが
出る前に後頭部の筋肉のストレッチがとても
効果的です。動画でストレッチ方法を解説
しているので、ぜひ目の奥の痛みで悩んでいる方
困っている方はやってみて下さい。
まとめ
恥ずかしい話、以前ホームページを作成するために
パソコンを長時間連続触っていたら
突然、激しい頭痛に襲われました。いつか消えるかと
思ったらずーっと続いていたので
「もしかしたら脳に何か異常があるかも!」
と何も考えず急いで脳外科に行って診てもらいました。
先生が症状を聞いて、直ぐに
「この頭痛は肩こりからきていますから
どこかでマッサージしてもらえば治りますよ」
「・・・・・・・・・・・・(え!そうなの)」
今、思えば自分の職業を答えなくて
本当に良かったです(笑)
今まで、頭痛で悩んだり、困ったりしたことが
一度もなかったのできっと心配になったのでしょう。
でも、これで姿勢の悪化からくる頭痛が
どんな痛みなのか分かったのでいい
経験になりました。
肩こりがひどくてよく頭痛や目の奥が痛くなる人は
猫背など姿勢の悪化が原因であることを
覚えておいてください。