吐き気を伴う頭痛と吐き気を伴わない頭痛とは?

パソコンやスマホの普及によって

頭痛外来ができるほど、頭痛で悩む方が

年々増加しています。

 

今回は、吐き気を伴う頭痛と吐き気をともわない

頭痛についてお伝えします。

目次

    吐き気を伴う頭痛とは?

    • 病院で動脈硬化と診断された
    • 毎日、高血圧のため降下剤を飲んでいる
    • 循環器疾患がある
    • 糖尿病で透析している
    • 交通事故で頸椎すべり症になった

    吐き気がある頭痛はとっても危険な場合が

    あります。なぜなら脳や血管に異常がある

    可能性があるからです。

     

    吐き気以外にも

     

    ・めまいがある、

    ・意識が時々消失する

    ・目の焦点が合っていない、

    ・目の動きがおかしい

     

    場合は脳血管障害の疑いがあるので一度、

    病院で受診し検査してもらうことをお勧めします。

     

    特に、吐き気が全くなかった人が

    突然、我慢できないほどの吐き気がして

    耐えられない場合は、直ぐに病院へ行って

    みてもららいましょう。

     

    「吐き気だけから大丈夫」

     

    と過信してしまうと後々大変なことになって

    しまいますので注意して下さい。

    吐き気を伴わない頭痛

    姿勢の悪化からくる頭痛

    頭痛の原因はいろいろありますが

    特に多いのが猫背など姿勢の悪化によって

    後頭部の筋肉が緊張し、血管や神経が圧迫されて

    頭痛が起きるケースです。

     

    以前は一家に一台の車社会でしたが

    今は一人に一台のスマホ生活が浸透してきました。

     

    どこに行ってもスマホをいじっている、

    職場でノートパソコンを開いて画面をじーっと

    見つめている人を観察してみて下さい。

     

    どうですか?

     

    背中が丸くなって、時間が経つにつれて

    画面と顔の距離が近くなっていませんか?

     

    この姿勢を維持すると、ある日突然

    耳の上やこめかみ、頭全体が圧迫されるような

    頭痛に襲われ

     

    「もしかしたら脳に異常があるかも?」

     

    と不安になって、直ぐに病院へ行って

    診てもららったら先生から

     

    「単なる肩こりですから、マッサージなどして筋肉を

    ゆるめて下さいね」

     

    って言われてホッとした経験がありませんか?

     

    吐き気をともなう脳梗塞や脳卒中などの

    脳血管障害の頭痛はよく、ハンマーで頭を

    殴られた痛みだと言われています。

     

    そのような傷みでなく、吐き気がない頭痛であれば

    主に後頭部の筋肉が緊張して頭痛が起きている

    場合が多いです。

     

    理由は後頭部の筋肉から出ている

    神経や血管が脳につながっているからです。

     

    スマホやパソコンを長時間行うと

    顔が前に出てあごが上がった姿勢になります。

     

    この時に後頭部の筋肉が緊張し、思わず

    親指でマッサージすると楽になることが

    あるかと思います。

     

    筋肉の緊張によって脳へつながっている血管が

    圧迫されると「虚血性頭痛」といって脳の栄養である

    酸素が供給できず頭痛が生じます。

     

    この時の症状としては

     

    頭がガンガンする、

    もや~っとする、

    脳が圧迫されている、

    頭が重たい

     

    などの頭痛を訴えます。

     

    次に神経が圧迫されると

     

    頭全体がピリピリする、

    耳の下がズーンと痛い

    耳の上がズキズキする、

    目の奥が痛い

    視界がかすむ、

    ぼやける

     

    など症状が出ます。

     

    どちらにしても後頭部の筋肉の緊張が

    ゆるむと頭痛は解消されますので

    安心して下さい。

    ストレスからくる頭痛

    ストレスからくる頭痛は、今や当然のことと思っている

    方が多いと思いますが、ではなぜストレスがあると

    頭痛が起きるのでしょうか?

     

    実はストレスは誰にもあります。

    大きく分けると2種類あります。

     

    楽しくて嬉しいストレスと

    つらくて苦しいストレス。

     

    後者は分かると思いますが、前者は例えば

    明日、遠足やデートがあるとき

     

    「早く明日がこないかな」

     

    とそわそわして眠れないストレスです。

     

    この時のストレスは脳から気持ちの良いホルモンが

    出ているので頭痛がでることはありません。

     

    自分の思い通りにいかなくて、つらくて苦しいストレスは

    脳から痛みを感じさせるホルモンが出ます。

     

    ストレスホルモンとも言われている「コルチゾール」という

    ホルモンです。

     

    このホルモンが過剰に分泌されると

    興奮する交感神経が刺激されて脳の血管が収縮し

    頭痛が出ます。

    偏頭痛

    • プライドが高い
    • 完璧主義者
    • 真面目
    • 頑固
    • 感情が激しい

    偏頭痛には、上記のような性格的な

    問題が関わっている場合があります。

     

    このような方は、家庭や職場の問題を

    常に抱えていることが多いです。

    例えば、

     

    ・労働時間が長く、平日はいつも疲れている

    ・上司との関係が悪くいつもストレスを感じている、

    ・夫婦間・嫁姑間などの葛藤により怒りやうらみをもっている

     

    などです。

     

    また、偏頭痛は、週末や休日に出ることが多いです。

     

    理由は仕事の過労やストレス後の反動によって

    収縮していた血管が拡張することによって

    起きるといわれています。

     

    ストレスなどの緊張によって血管が

    収縮して頭痛が起きると思っている方が

    多いと思いますが、実は血管が拡張しても

    頭痛が出ます。

     

    「今日は休みなのに頭痛があるのだろう?」

     

    という方はこのようなタイプの片頭痛の

    可能性があります。

    吐き気をともわない頭痛の治し方

    頭痛には色々あるので原因を特定することが

    難しいです。

     

    ですので、普段からどんな時に頭痛がでるのか

    日記などをつけて自己観察しておくことが

    頭痛の治す方法の一歩だと思います。

     

    ・仕事でパソコンを長時間やっている時なのか

    ・月末が忙しく過労で疲労が蓄積している時なのか

    ・人間関係の悪化によるストレスなのか

    ・リラックスしている時なのか

     

    チェックすることをおススメします。

     

    頭痛が出る時は同じ原因で同じ行動パターンが

    多いので、頭痛が起きたときに考え方や受け止め方を

    変えたり、いつもとは違う行動をとることによって

    頭痛が緩和することはよくあることです。

     

    また頭痛薬に頼っていると、体がなれてしまい

    頭痛薬がドンドン増えて、最後は頭痛が

    消えななる、もしくは悪化することもあります。

     

    ぜひ、一度自分の頭痛日記をつけてみて

    下さい。そこに頭痛を治す方法のヒントが

    見つかると思います。