半年くらい前から膝痛を感じ、整形外科で変形性膝関節症と診断され、ヒアルロン酸の注射やシップなどしてきましたが…<変形性膝関節症>
半年くらい前から膝痛を感じ、整形外科で変形性膝関節症と診断され、ヒアルロン酸の注射やシップなどしてきましたが、あまりよくならず立ち仕事のせいかここのところひどくなる一方でした。
立ったり座ったりの時の痛みだけでなく、歩く時も痛くて、このままでは旅行も行けなくなると自分で暗くなる時もありました。
ワラをもつかむ気持でコツコツ接骨院を訪ねました。
先生は私の足を少し見て、膝を中心にねじってるから炎症をおこして痛いんだね。とおっしゃって、施術してくれました。
1回の施術で歩くときの痛みが消えました。
私がまず最初に思ったことは、旅行に行ける!でした。
そして次に「先生すごい」でした。
先生2番目でごめんなさい。
そしてその日の帰り、先生があと2回ぐらいで治るよとおっしゃいました。
本当にうれしかったです。
最初の痛みが10としたら1回目の治療で5ぐらいになりました。
人それぞれ痛み方や原因は違うと思いますが、整形の注射やシップでよくならない私のような方は、一度試してみてもいいと思いますよ。
杉本弘子様 51歳
膝裏のすじが、突っ張る原因とは
このような症状は高齢者の方に多いですが
膝の裏の筋肉がかたくなったり、緊張すると
膝の曲げ伸ばしがやりにくくなります。
理由はこの膝の筋肉(膝窩筋)が膝の曲げ伸ばしに
関与しているからです。
膝の悪くない人であれば、うつ伏せになって
膝を曲げれば、かかとがお尻につくはずです。
かかとがつかない人は、単純に太ももの筋肉、
大腿四頭筋がかたいだけですから、無理やり押しつければ
つくと思います。まあ、痛いですがね。。。
でも膝に原因がある場合、例えば変形性関節症や
オスグット、膝蓋大腿症候群、半月板損傷などは
膝を曲げた時にひっかかる感じや痛みが伴います。
膝の痛みを我慢し続けると、膝の曲げ伸ばしが
できなくなるので、太ももの筋肉やふくらはぎの筋肉が
かたくなり、二次的な痛みやツッパリ感につながります。
膝の裏に問題があるかどうか分からない方は
正座をした時に違和感があるかないか確認して
下さい。
もし、正座がやりにくい、膝裏がつっぱる方は
膝裏の筋肉や靭帯に問題があることがあるので
直ぐに治療することをお勧めします。
正座ができなくなってからでは
膝関節が変形してしまっている可能性が高いので
治療が難しくなり、手術しなければならない
かもしれないからです。
膝の曲げ伸ばしで違和感を感じたら 直ぐに治療を受けるべし
- 最近、ラジオ体操で膝の屈伸がやりにくくなった
- 正座をしようと思ったらできなかった
- 階段の上り下りが困難になってきた
- 以前よりもスムーズに歩けなくなった
- 足が前に大きく出せなくなった
上記の項目で3つ以上当てはまる方は
直ぐに病院や接骨院などで治療を受けることを
お勧めします。
変形性膝関節症など
膝の関節は一度、変形してしまうと元に戻りません。
ですので、膝に違和感を感じたら、膝専門の先生に
診てもらうことが一番です。
よく、テレビのコマーシャルで膝の痛みに効く
健康食品やサプリメントの宣伝を見て買っている方が
いますが、まずは自分の膝の状態がどうなっているかどうか
病院で確認しましょう。
自分で勝手に判断するのはとても危険です。
膝の痛みは直ぐに対処すれば、直ぐに良くなります。
膝の痛みが悪化して歩行困難になってしまった
患者さんを多く診てきましたが、治療をもっと
早く開始していればと思う方がとても多いです。
痛くても我慢してしまう、注射に頼ってしまう
薬や健康食品だけで治そうとすると後々大変な
ことになります。
根本的に治すには根本的な治療が必要です。
根本的な治療とは膝の治療だけでなく、膝に負担のかからないような
全身の調整や歩き方、運動、筋トレ、ストレッチ、体重や食事のの管理など
治療だけでなく生活習慣を変えていくことが大切だと思います。
膝の痛みで悩んででいる、困っている患者さんで
良くなった方は治療と生活習慣を変えて継続した
だけです。
正座ができなくなったら要注意
「先生、正座ができなくなりました」
と訴える患者さんが多いのですが、これは
膝の危険信号です。
何もしないまま放置していると膝関節が
変形してしまう可能性が非常に高いです。
特に90度以上曲がらない方は変形が
始まっていると可能性が高いので直ぐに病院で
診てもらって治療を開始しましょう。
膝が痛くて歩けなくると、外に出ることが億劫になります。
そうなると、運動量が減り体重が増えてきます。
体型は上半身が大きくて、足だけが細くなります。
がに股で歩くようになると手術をして人工関節を
入れないといけないこともあります。
治療以外で自分でできることは体重を
落とすことです。たった3㎏落とすだけでも
膝に対する負担が大きく軽減します。
「先生、食べることだけが楽しみです」
と言われて困ったことがありますが
それでも健康食品やサプリメントをとるよりも
体重を落とした方が膝が良くなると23万人の
患者さんを診てきて確信しています。
膝の痛みで悩んでいる方の問題点は
治療や健康食品に依存してしまうと
自分で治そうという意識が薄れてしまう
ことです。
膝の痛みを軽減させるには、ある程度の努力が
必要です。美味しいお米を減らすのが苦しいのも
分かります。
ですが、歩けないでどこにでも出かけられない方が
美味しいものを食べるよりももっとつらいはずです。
楽をしては膝の痛みは消えません。
もしも本気で膝の痛みを治したいのなら
今の生活習慣を変えるしかないと私は思っていますし
そんな方を全力で応援したいです。
自分の足で歩けないほど
苦しくてつらいことはありませんからね。
膝の痛みで悩んでいる、困っている方が
少しでも意識が変わってくれれば嬉しいです。
危険な膝裏の疾患
ベーカー嚢胞(のうほう)
- 膝が反り返っている
- 足の指が浮いている
- 膝の裏が腫れるように膨らんでいる
膝の裏には関節液(滑液)が
入っている袋(滑液包)があります。
この滑液が(一般に膝の水と呼ばれるもの)、
過剰に溜まり、ゼリー状の腫瘤を形成するものを
ベーカー嚢胞と言います。
基本的には痛みはありませんが、稀に痛みを伴う
ものがあります。
原因は、
・膝の過伸展(反張膝)
膝が異常に反っている状態
・足の指の浮指
足の指が浮いているので歩くときにかかとから
足をついてしまうので膝に衝撃が加わりやすい。
・体重の増加(肥満)
上記3つの原因により、上下からの膝への衝撃に
膝が耐え切れなくなり、膝の関節面を守るために
滑液を過剰に分泌した結果、ベーカー嚢胞が
形成されます。
症状は、
・膝裏の圧迫感。
・膝裏にゴルフボール大の塊がある。
・膝裏に腫れているように見える。
対処法は、初期の段階では、膨らんでいる部分を
強く押すと、治る場合もあるみたいです。
ですが、痛みが出る場合は、直ぐにやめてください。
浮足が原因とみられる場合は、かかとの部分に
かかとを少し髙くするような、インソールを
靴に入れると膝への負担を減らすことが出来ます。
痛みがあり圧迫感が耐えられない場合などは
一度、病院に行くことをお勧めします。
ベーカー嚢腫(のうしゅ)
- 膝の裏が膨らんでいる
- 膝の裏につっぱり感がある
- 膝が普通の人よりも反っている
- 膝に水(関節液)が溜まっている
- 膝に病気(疾患)がある
ベイカー嚢腫とは、膝の水(関節液)が膝の隙間(関節空)に
溜まり、最初は関節内に溜まっていた関節液がだんだん膝の
後ろ(膝窩)に移動していきます。
移動したままその場にとどまってしまう結果
膝の裏が膨らんで腫瘍のように見えてしまう疾患です。
原因としては2つあります。
1つは膝に水(関節液)が溜まることです。
膝に水がたまる原因として
・変形性膝関節症
・関節リウマチ
など膝関節内で炎症が起きている疾患で水が
溜まりやすい傾向にあります。
2つ目は、膝が普通よりも反っている場合です。
膝が反っていると、膝関節内に溜まっていた水が
膝の後方へ流れ込みやすくなり、膝の後方に水が溜まります。